メイ首相、強力に英国をリード
今後2年が勝負
3月29日にテリーザ・メイ英国首相がEUに対し離脱を通告しました。未払い金の支払いの問題など問題が山積しており、見通しは厳しそうです。貿易問題等で合意できないまま「ノーディール」で英国が離脱に追い込まれる可能性も否定できないとのことです。
2019年3月にも離脱ということですので、今後の2年が勝負です。こういう状況になってみると英国が交渉を有利に運ぶためには、今年・来年の2年間にわたって強運のリーダーが必要となりますが、改めてメイ首相が英国にとってベストの選択だったなと感じます。
メイ氏は1956年10月1日生まれですので、九星気学では八白土星となります。この星は遅咲きの星ですので、60歳台になっても比較的強い運気を維持して、運勢がさほど衰えません。
八白土星の人にとって今年は「躍動運」(積極的に努力して、希望が叶う時)とあり運の強い年にあたります。神宮館暦によれば、仕事等で手抜きはできないが「先輩や目上と対立せず活躍できたら確実に評価が上がる年」とあります。
今年は全体的に強運ではありますが、7月、次に5月は要注意の月まわりとなりそうです。来年は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調な時)に入り、さらに強運となります。人生の9年サイクルでも最も強運な年にあたります。
もしジョンソン氏が首相だったら
ものごとに「たら・れば」は禁物ではありますが、もしEU離脱の急先鋒だったボリス・ジョンソン氏が首相であったらどうだったのかを想定してみます。同氏は1964年6月19日生まれですので九紫火星という星になります。トランプ大統領など、リーダーシップに優れた人も多く見られます。
ジョンソン氏、今年は強運だがー
今年は九紫火星の人にとって「福徳運」の年ですので、非常に強運です。暦でも「好調な運気が公私ともに支配する」とあります。今年に限って言えば、メイ首相よりも運が強そうです。
しかし問題は来年です。九紫火星は来年「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)に入ります。悪い運とまでは言えませんが、前年までの運の強さには陰りが出てきます。
交渉事は最終段階が勝負ですから、交渉期間の最終年である2018年に運勢の最高潮を極める八白土星のメイ首相が、やはり最もリーダーとして適任だったといえるでしょう。EU脱退の旗振り役のジョンソン氏が首相選出を辞退し、メイ氏が選出されたことは、英国にとって非常にラッキーだったと言えそうです。こうしてみると、英国にもまだまだツキがありそうです。メイ首相の今後の健闘を祈りたいと思います。
※メイ首相とサッチャー元英国首相、ドイツのメルケル首相の対比は以下を。
「英国の救世主となるか?メイ新首相」
※筆者紹介