日本維新の会代表の馬場伸幸氏の存在感がにわかに高まっています。
先日の仙台市議選では、維新が躍進しました、さらに台湾を訪問して蔡英文総統と会談するなど存在感を見せつけています。また維新の支持率は立憲民主党を上回った状態が続いており、国政でも野党第一党の交代が予想されています。
岸田総理が今年6月に早期の解散総選挙を画策したのも「時間が経てば、事実上の野党第一党となった維新を勢いづかせることになる」という懸念が背景にあったと言われています。
一方で馬場氏は「立憲民主党がいても日本はよくならない」「共産党は日本からなくなったらいい政党」など発言で物議を醸してもいます。人物、組織が大きくなれば、色々と粗探しをされるのが常ですが、最近は馬場氏のパワハラ疑惑もとりざたされているようです。
馬場氏は高校卒業後、レストランチェーンの現ロイヤルフードサービスに勤務。その後、中山太郎元外相の秘書となり、市議会議員を経て国会議員となった所謂「たたきあげ」政治家です。最近では菅義偉前総理がそのタイプです。
馬場氏は1965年1月27日生まれですので、九星気学では九紫火星という星になります。この星はやや独善的な面はあるものの、リーダーシップがあり闘争に強いことから、政治家向きといえます。
戦後の総理の在任期間のベスト10を見ると、10人中3人がこの星です。戦後の高度成長と沖縄返還を達成した佐藤栄作氏、省庁再編など平成の行政改革をリードした橋本龍太郎氏などがいます。
世間的にも存在感のある人物が多く、お笑いの北野タケシ氏、明石家さんま氏、また米国のトランプ前大統領もこの星です。
維新関係者で見ると、四緑木星の橋下徹氏や七赤金星の吉村洋文大阪府知事よりも政治家向きと言えます。
馬場氏の九紫火星はトランプ氏に典型的に見られるように、暴れだすと手が付けられない-という面もあります。こういう星ですので、馬場氏が思ったことをすぐ口に出して、それが物議を醸すとうのも避け難いことかもしれません。
馬場氏の九紫火星の今年の運気ですが、「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)にあります。気学の9年周期では最も運気の弱い時期であり、健康面、家庭面、仕事面などすべての面でトラブルに注意という年となっています。
一方、今年の運気を月ベースの運気をみると、6月に「停滞運」にありましたが、7月から9月に掛けては徐々に運気が強まる時期となっています。
また来年は最悪期を脱して「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時期)に入ります。まだ足腰が盤石とは言えませんが、来年からの3年間は徐々に運気を強めていきます。
馬場氏が停滞運の今年を難無くやり過ごせば、来年以後、彼の運気回復に伴って、維新のさらなる躍進が見られるかもしれません。
馬場氏と維新に対する風当たりは今後一層厳しくなると思われますが、それを退ける力のある星でもあります。馬場氏の今後の動向に注目したいと思います。
九紫火星の人とは:1919年、1928年、1937年、1946年、1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年、2009年の各年の立春以後、翌年の節分までに生まれた人。