注目を集めていた沖縄県名護市の市長選挙は、自民党、公明党、日本維新の会が推薦する新人の渡具知武豊氏が、民進党、共産党、自由党などが推薦する現職の稲嶺進氏を破って当選を果たしました。この結果は、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対し、自身も今年秋に知事選挙を迎える翁長雄志知事には打撃と言えます。昨年夏に配信したブログを再掲させて頂きます。
2017年後半から運気が不安定に
自民党の惨敗と都民ファーストの大躍進という結果となった東京都議会選挙の結果の陰に隠れてしまっていますが、沖縄の翁長雄志知事の勢力が徐々に減衰しています。9日の那覇市議会選挙では、翁長知事の支持勢力が過半数割れとなりました。宮古島、浦添、うるまの市長選挙でも知事の支持派が敗れており、今年は4連敗ということです。
翁長知事は1950年10月2日生まれですので九星気学では五黄土星という星になります。この星は晩成型でリーダーシップにも優れた人が多いのですが、思い込みが強く独善的になりやすいという印象もあります。このブログ取り上げた中でも稲田朋美防衛相、日銀の原田泰審議委員、フランスのマクロン大統領、新横綱の稀勢の里がこの星です。
この星にとって2017年は「評価運」に当たり、これまでの努力の花が咲くのですが、年後半あたりから運気が不安定となります。稲田氏や原田氏の失言問題、加えて翁長知事の選挙での苦戦ぶりをみると、その通りの動きになっています。
17年の中でも8-10月は注意が必要です。そのうち10月は特に月ベースで「停滞運」の時期で要注意です。神宮館暦でも「何事も控えめと低姿勢を心掛けぬと支障を招きがち」「逆流に足を取られ、失策や支障が多発する暗示」と警告しています。
2018年は停滞運に
2018年(節分以後)は年ベースでも「停滞運」に入ります。人生の9年サイクルのうちで「どん底」の周期に当たり「不測の事態が多く、ツイていない時」となっています。この衰運の時期に、局面打開を狙っての積極策は感心できません。かえって傷を深める結果になります。
こういう時は、運気が安定してくる翌年以後のことを色々とブレインストーミングするのがベストです。これまで活躍されてきた方にとっては、休息を取り、今後の為の勉強や充電をするには非常に良い時期です。ただ五黄土星の方の性格を考えると、消極策には我慢できず、積極策に出てしまう人が多そうです。
翁長知事にとって次の試金石は来年初頭の名護市長選挙です。そして、来年秋には沖縄県知事選挙が控えています。誰が対抗馬に出てくるかにもよりますが「停滞運」にありますので、苦戦を余儀なくされそうです。
五黄土星の人とは:1923年、1932年、1941年、1950年、1959年、1968年、1977年、1986年、1995年、2004年、2013年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。