★九星気学によれば、人間は生まれ年によって、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木製、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の9つの星に分類されます。

人の運勢は大まかに言って9年周期とされており、「停滞運」の年が最も運勢が低調な年、いわば「厄年」。この年には思わぬ不運に遭遇したり、運勢が停滞することが多いとされます。年齢でみれば32歳、41歳、50歳、59歳、68歳、77歳、86歳がそれに当たります。

2023年(2023年の立春以後、24年の節分までの1年間)で「停滞運」に当たるのが九紫火星の人です。1937年の立春から38年の節分の間に生まれた人がその星で、以後、1946年、1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年、2009年(以後9年周期)の生まれの人がそれに当たります。

有名人では政治家のトランプ米前大統領、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏、映画監督のスティーヴン・スピルバーグ氏、野球のイチロー氏、お笑いの北野たけし氏、明石家さんま氏など-現世的に非常に存在感のある人物が多いのが特徴です。

九紫火星の翌年に生まれた人が八白土星に当たり、九紫火星の前の年に生まれた人は一白水星に分類されます。2022年は一白水星の人にとって停滞運の年でしたが、2023年は九紫火星の人が停滞運に入ります。

★9年周期の運勢は年ごとに以下の順番で推移していきます。
「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時。過去3年間の好調トレンドにブレーキがかかり、比較的要注意の時期)
「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時、比較的強運の時期)
「嬉楽運」(人脈を強化し、足元を固める時、どちらかと言えば強運の時期)
「改革運」(無駄と無理に注意する時、比較的衰運の時期)
「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時期)
「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期、9年周期で最も衰運の時期)
「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時、停滞運から徐々に安定に向かう時期)
「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時、福徳運に次いで強運の時期)
「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時、強勢運と並び最も強運の時期)

つまり2022年に「停滞運」にあった一白水星の人は22年は「整備運」に入り、運気が安定に向かいます。その翌年は「躍動運」となり運気が強まってきます。

★尚、各星の2023年の運勢は以下の通りです。
一白水星→整備運 
二黒土星→躍動運 
三碧木星→福徳運 
四緑木星→調整運 
五黄土星→強勢運 
六白金星→嬉楽運 
七赤金星→改革運 
八白土星→評価運 
九紫火星→停滞運 

23年は九紫火星の方が「停滞運」に入るので要注意と指摘しましたが「調整運」に入る四緑木星の方も注意を要します。

この四緑木星は20歳代から頭角を現す早咲きの星で、有名人では国会議員の高市早苗氏、野田聖子氏、橋下徹元大阪府知事などがいます。

「調整運」は「停滞運」ほど衰運の時期ではありませんが、それまでの3年間が「整備運」「躍動運」「福徳運」と好調の時期が続いたことの反動もあってか、急ブレーキが掛かったような状態になり、躓きやすくなるという傾向が見られます。

各時期の運勢の強弱のイメージは上のチャートのようになります。

★九星の相性ですが、下のチャートで、自分の両脇の星とは一般的に相性が良好です。しかし、対角線にある星とは相性が良くありません。例えば、金星(六白金星、七赤金星)の場合、自分自身の星と、両脇に居る土星(二黒土星、五黄土星、八白土星)と水星(一白水星)とは相性が良いのですが、対角線上にいる木星(三碧木星、四緑木星)と火星(九紫火星)とは相性が良くありません。

尚、2022年の説明は以下をご覧ください。
九星気学2022