クリックして応援をお願いします。 

参議院選挙がいよいよキックオフとなりました。各党党首も各地で第一声を上げました。

ここにきて、既存マスコミはあまり報じませんが、保守新党である参政党への注目が非常に高まってきているようです。

新党ですから、まだ議員もおらず、政策上の実績もありません。しかし各地の講演会などでかなり多くの聴衆を集めているようです。

なぜ実績も無い新党がこれほどの聴衆を集められるのか? 

その背景には(Research76の独断ですが)自民党の変質があると考えています。

自民党と言えば、あらゆる政策で最も保守的な党というイメージがありますが、岸田政権になってから、リベラル色が非常に強まり、党の体質が大きく変わってきているように思えるのです。

例えば、外国人留学生は過剰なまでに優遇する一方、日本人学生は冷遇する、エネルギー価格の上昇では国民に節電を押し付ける一方、なぜか原発稼働には消極的である-等々です。

これが自国民を第一に考える政党の政策なのか? 海外の誰かに忖度しているのではないのか?-などの疑問も出てきています。

それが自民党のコアの支持層の「しらけ」を生んでいるように思えます。自民党支持者の中からも「今回の選挙では自民に入れない」という声を多く聞きます。

つまり自民党支持のうち、コアの保守層が自民党離れを起こしているようなのです。ところが、自民党を長く支持してきたコア保守層の受け皿となる政党が見当たりません。

そこで、参政党、新党くにもり、日本改革党、NHK党などの新たな保守政党が保守層の受け皿として期待されているようです。

現在のブームとも見える参政党をみて思い出されるのが、1976年に若手議員が自民党を飛び出して結成した新自由クラブです。シンボルカラーのオレンジも共通しています。

新自由クラブができた1976年も現在と似たような状況がありました。

同年の始めに、ロッキード事件が発覚、総理経験者である田中角栄氏が逮捕されたのです。

当時の総理は自民党内では少数派閥の長だった三木武夫氏でした。彼が指揮権を発動すれば、角栄氏の逮捕は免れたと思われますが、三木氏は角栄氏逮捕を容認しました。

三木氏の売り物の政治的なクリーンさに加えて、自民党内の政敵をこの際、葬りたいという思惑があったと思われます。

当時の国民の多くは三木氏の決断を支持したと記憶していますが、自民党内の椎名悦三郎氏らの長老は三木氏の動きを「惻隠の情が無い」「はしゃぎすぎ」などと言って厳しく批判しました。

国民の多くからは三木総理の決断は支持されたものの、元々少数派閥だった三木派は党内で孤立するという状況になってしまったのです。

派閥のボスや長老に支配され、自浄作用を失った自民党に国民は愛想をつかせました。ここで出てきたのが、自民の若手議員が作った新自由クラブでした。

保守政党でしかも政治的にクリーンということで、自民党支持者の受け皿となったのです。

197612月の衆議院選挙では、自民が16議席減らし249議席となる一方で、新自由クラブは17議席増の21議席を獲得しました。三木氏は敗北の責任を取って辞任しました。

選挙で大躍進した新自由クラブでしたが、その後は政治のクリーンさを求める国民の熱気も落ち着いてくると、党内での抗争などもあり、議員の多くは元の自民党に戻っていったのです。

過去のこうした新自由クラブなどの事例をみれば、中長期的にみて、参政党などの新規保守政党の将来にあまり楽観的になることはできません。

自民党が将来、元通りの保守本流の政治に回帰したりすれば、参政党などはかつての新自由クラブ同様に存在意義を失う可能性もあります。

では参政党などの活動は無意味かといえば、そうではありません。国民の意見をくみ取る政党は必要です。また新自由クラブの活動は日本の政治上、大きな意義があったと考えていますし、参政党のそれも同様だと考えています。

ここで参政党のリーダーについて見てみたいと思います。まず神谷宗幣氏ですが、19771012日生まれということですので、九星気学では五黄土星という星になります。

この星は40歳代に入ってから力を発揮する晩成型の星です。やや独善的な傾向があるものの、リーダーシップに恵まれ、政治家むきの星といえます。

総理経験者では吉田茂、岸信介、小泉純一郎などがこの星です。

もう一人のリーダー格の「よしりん」こと吉野敏明氏は19671017日生まれということですので、六白金星という星になります。

この星も晩成型で、やや融通性に欠ける面がありますが、順法精神に富んだ人が多いという印象があります。

五黄土星ほど政治家むきではありませんが、麻生太郎元総理、蓮舫氏がこの星です。

また、神谷氏の土星と吉野氏の金星は相性の良い組み合わせです。

来る参議院選挙での参政党の活躍に注目したいと思います。

五黄土星の人とは:1923年、1932年、1941年、1950年、1959年、1968年、1977年、1986年、1995年、2004年、2013年の各年の立春以後、翌年の節分までに生まれた人。

六白金星の人とは:1922年、1931年、1940年、1949年、1958年、1967年、1976年、1985年、1994年、2003年、2012年の各年の立春以後、翌年の節分までに生まれた人。

九星気学について


クリックして応援をお願いします。