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衆議院議員の小泉進次郎氏に対する評価がネット上で急落しています。色々な問題について発言するのですが、それが悉く空振りに終わっている印象があります。

進次郎氏は元々、小泉純一郎元総理の子息として注目を集めました。父君の純一郎氏は、総理として5年半という長期の在任期間を誇りましたが、政治的天才とも言える人物でした。

その本領が発揮されたのが、20058月の「郵政解散」選挙でした。純一郎氏が推す郵政民営化法案が、自民党内の反対派によって否決されるや「まさか!」と思われていた衆議院の解散、総選挙に打ってでました。

民営化法案に反対する一部の自民党の議員達を「抵抗勢力」と一方的に位置づけ、衆議院選挙で大勝、後に郵政民営化法案を可決しました。

純一郎氏の選挙での大勝は、国民の支持がそれだけ多かったということです。しかし、今にして振り返れば、何が何だか良く分からないうちに「民営化」という濁流に流されてはみたものの、本当にその結果が良かったのかどうか-疑問に思う有権者も少なくないのではないでしょうか。

気づいてみれば、純一郎氏の言動に国民全体が鼓舞され、翻弄されていたという印象です。発言の大胆さ、勝負勘の良さ、人心収攬術の巧みさなど、田中角栄元総理以来の「天才政治家」を思わせるものがありました。

進次郎氏が若くして注目されたのは、こうした父君を持ったこともありますが、人心を読み、その先頭に立つという父親譲りの能力が卓抜していたことも見逃せません。

政治的実績はまだまだですが、マスコミのアンケートで、次期総理の有力候補の常連となっているのも、こうした能力あってのことと感じます。

しかし、その人心・世論を読み取る能力に最近は曇りが生じているようです。かつての冴えが見られません。

昨年のレジ袋有料化も、環境に配慮するという大義名分があるものの、マイバッグが普及したことで、スーパーなどで万引きが増えて困っているとの苦情が多く聞かれます。

さらに進次郎氏は、コンビニなどで配布している使い捨てのフォーク、スプーンの有料化を提唱しています。これに対しても、巷では疑問、戸惑いの声が多く聞かれています。どれほどの効果があるのでしょうか。

政策のリーダーシップをとるというよりは、最近はむしろ混乱を増幅させている印象があります。

一つの要因として考えられるのが、進次郎氏の運気が昨年から3年間の低迷期に入っているという点です。

進次郎氏は1981年4月14日生まれですので、九星気学では一白水星という星になります。この星は非常に政治家向きで、この度、戦後の総理の在任期間ベスト10をみると、この星の方が3人も入っています。

まず在任期間歴代一位となった安倍晋三前総理がこの星です。さらに列島改造論の田中角栄氏、行政改革の中曽根康弘氏の二人の元総理も同じ星です。

3年間の低迷局面と書きましたが、昨年は「改革運」(無駄と無理に注意する時期)であり、要注意の時期でした。今年は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定の時期)に入ります。

また来年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)に入ります。この時期は気学の9年周期で最も衰運の時で、言動、健康、仕事、家庭など、すべての面で注意が必要な時期です。

こうした低迷期には、カンがうまく働かなくなり、焦りが出やすいなど、歯車の噛みあいが狂いがちになります。進次郎氏の最近の言動を見ていると、まさにこうした症状が出ていると感じます。

最も要注意なのは、今年後半から来年一杯にかけてです。政治家として、閣僚として何らかの実績を残したいという気持ちは分かりますが、無理をすれば、かえって墓穴を掘る結果になりやすい時期でもあります。

まだ若く、将来のある政治家です。自らの気持ちを客観的に見つめ、コントロールして、冷静な判断を期待したいと思います。

一白水星の人とは:1918年、1927年、1936年、1945年、1954年、1963年、1972年、1981年、1990年、1999年、2008年、2017年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

※九星気学について

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