小池百合子東京都知事が、この12月に非常に厳しい時期を迎えています。小池氏は1952年7月15日生まれですので、九星気学的には三碧木星という星になります。

この星は20歳代の若い時期から頭角を現す早熟型の星です。同じ星にロシアのプーチン大統領、元プロレスラーのアントニオ猪木氏などがいます。

この三碧木星ですが、今年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)となっています。気学的には9年に一度の最衰運の時期です。

また今年のなかでも特に12月は「停滞運」となっており、9カ月に一度の最衰運の月にあたります。

ツキのあまりない年の中にでも、この12月は最も注意を要する時期ということです。それを象徴するかのように、東京都のコロナ感染者が17日には822人と過去最高を記録してしまいました。

それだけで終わればよいのですが、1月初旬あたりまでは、政治家としての仕事のみならず、健康、人間関係など多くの面で要注意です。12月中は、都内のコロナ感染者数もまだ増加する可能性もありますし、知事の政策への批判が高まる可能性もあります。

しかし来年の1月初旬まで持ちこたえれば、1月から「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時期)に入り、運気が安定に向かいます。さらに2月は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時期)、3月は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時期)に入り、運気が徐々に強まってきます。

また来年2月初旬以後は、年の運勢も「停滞運」を脱して「整備運」に入ってきますので、安定感が増してくると思われます。小池氏の運気が改善するということは、彼女の苦労も減少するということでもあります。そう考えれば、都内のコロナ感染者数も今後、徐々に落ち着いてくるかもしれません。

一方で、小池氏は気学の運勢論を超越した、持って生まれた希にみる強運があるようにも感じます。

三碧木星は早熟型の星と指摘しましたが、早く咲く分、息切れも比較的早く来ます。アントニオ猪木氏は、20歳代にして、ジャイアント馬場氏とタッグを組み(BIコンビ)を結成、日本プロレスのエースの座に登りつめ、33歳にしてモハメド・アリと異種格闘技戦を行い、世界にその名を轟かせました。

現在もお元気にご活躍ではありますが、かつての縦横無尽の大活躍の日々を考えれば、比べるべくもありません。

また韓国の文在寅大統領も同じ星ですが、順風万番に大統領に就いたものの、最近は支持率が大きく低下、支持率を不支持率が上回るなど、窮地に陥っています。

しかし同じ三碧木星でも、小池氏の場合は、現在も運気が比較的安定しており、さほど衰えが感じられません。

今年7月の東京都知事選挙にしても、最も衰運の年の選挙にも関わらず、投票日が7月5日と、小池氏の運勢が非常に強い月と重なりました。実際、選挙結果も2位以下に得票数で4倍以上の差をつけた余裕の勝利となっています。

こうした並外れた強運を考えれば、この12月の最衰運の時期を乗り切れば、都知事としてかなりの長期政権になる可能性も出てきそうです。

東京都知事は舛添要一氏、猪瀬直樹氏がともに任期半ばで降板しています。小池氏が、石原慎太郎氏の14年、鈴木俊一氏の16年に匹敵するような長期政権を築けるのか注視したいと思います。

尚、コロナ禍という意味で言えば、北海道の若き知事、鈴木直道氏の場合は小池氏と異なり、まだ油断は禁物と見ます。

鈴木氏は1881年3月14日生まれですので一白水星という星になりますが、11月は「嬉楽運」と比較的安定した時期にありましたが、12月は「改革運」、1月は「評価運」、2月は「停滞運」と徐々に月の運気が落ちてくるのが気になります。

つまり、来年2月に向けて仕事上の苦労が増えることを示唆している可能性もあり、コロナ感染者数がまた増加に転じる可能性も捨てきれません。

三碧木星の人とは:1916年、1925年、1934年、1943年、1952年、1961年、1970年、1979年、1988年、1997年、2006年、2015年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

一白水星の人とは:1918年、1927年、1936年、1945年、1954年、1963年、1972年、1981年、1990年、1999年、2008年、2017年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について