やや旧聞に属しますが、大塚家具が家電量販店最大手のヤマダ電機の傘下に入るとの発表がありました。あわせて、大塚久美子社長の続投も決まりました。

久美子氏が2015年に社長に復帰し、父の勝久氏が退任した後、同社の業績は低迷、2016年12月期から3期連続で営業赤字となりました。

前回の日本電産のブログでも指摘しましたが、企業は多くの人の集合体ではありますが、経営陣に創業者など突出して人物がいる場合には、その人の運気が企業全体の業績に大きく影響することもあります。

同じことが大塚家具と大塚久美子社長にも言えるようです。

久美子社長は1968年2月26日生まれですので、九星気学で言えば五黄土星という星になります。この星はリーダーシップに恵まれ、年齢を経て力を発揮する晩成型です。

一方、思い込みが強い人が多く、自分を客観的にみられるかどうかが人生の成否を決めるという印象があります。

先ほど、2016年から3年間営業赤字が続いたことを指摘しましたが、その時期はまさに久美子社長の衰運期に当たっています。

五黄土星にとって2016年は「改革運」(無駄と無理に注意すべき時期)、17年は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時期)で、けして運気の強い時期ではありませんでした。

2018年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)で、九星気学での9年周期でも、最も衰運の時期に当たっていました。

そして今年2019年は「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時期)に入り、運気が安定しつつあります。しかし、まだ病み上がりの状態であり、本領発揮とは言えない状況です。

その今年にヤマダの支援を受けられたのは、大きな得点と言えそうです。

また久美子氏の社長続投という決定も良かったと感じます。社長の五黄土星は来年、再来年は盛運の時期に入ります。特に再来年は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時期)と、気学の9年周期でも非常に盛運の時期に当たります。

これまでの見てきたように、久美子社長の運気と会社業績との強い相関を鑑みれば、大塚家具の業績も今後底入れから、徐々に浮上することも期待できそうです。

企業が他社から支援を受けた場合、社長が交代することがよくありますが、これは運勢的には、必ずしもプラスばかりではありません(前回取り上げた日本電産のケースでは、むしろマイナスではないかと感じます)。

そうしたなか、今後、運気の上昇が期待できる人物が社長に残ったことは大塚家具にとってラッキーだったと感じます。また五黄土星は遅咲きの星であり、壮年期を過ぎても高いエネルギーを維持できることも付け加えておきます。

今後の同社の業績に注目したいと思います。

五黄土星の人とは:1923年、1932年、1941年、1950年、1959年、1968年、1977年、1986年、1995年、2004年、2013年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について