新井浩文、ピエール瀧という超売れっ子芸能人が相次いで逮捕されました。ともにこのところ、活躍の場が大きく広がってきた矢先だけに、関係者へのショックも相当なものと思われます。

マッサージ店の女性従業員への暴行容疑で逮捕された俳優の新井氏は1979年1月18日生まれですので、九星気学では四緑木星という星になります。

20歳代から芽をだす早熟型の星ですが、おおらかな長老型の方が多いという印象があります。

しかしながら、今年(節分以後)は「停滞期」(不測の事態が多く、ツイていない時期)に当たっています。気学では9年を1周期としますが、その9年のうちで最も衰運の時期に当たっており、注意が必要な時期でした。

この時期は、真面目に生きていてもトラブルが多く、まして悪事となると、非常に露見しやすい時期です。同じ悪事を働いて、他の時期ではばれなくても、この停滞期には露見しやすくなります。

次にコカイン使用で逮捕されたピエール瀧氏ですが、1967年4月8日生まれですので、六白金星という星になります。

彼の逮捕の報を聞いた時に、にわかには信じられなかった方も多いと思います。私のその一人でした。

ひとつには、音楽活動から俳優業まで広い分野での仕事が非常に順調だったためです。また、もうひとつには、彼の六白金星という星が、今年は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時期)という非常にツキに恵まれた時期にあるということがあります。

六白金星は、前出の四緑木星とは対照的に、40歳代から芽がでる遅咲きの星です。おカネに縁もありますが「堅物」とも言えるくらいに順法精神が強い真面目な方が多いという印象があります。それだけに瀧氏のコカイン使用は意外でした。

六白金星は今年はツキがあると言いましたが、事実、瀧氏も今年はNHKの大河ドラマで重要な役を演じるなど活躍の場をさらに拡大し、世間への認知も高まりつつありました。

また他の六白金星の人をみても好調です。俳優の吉田鋼太郎氏(1959年1月14日生まれ)も名脇役の枠を超えて、最近は「主役」に進出することも多くなってきました。

また元プロ野球選手の清原和博氏も、3年前に薬物使用で逮捕されましたが、最近は厚生労働省の薬物依存啓蒙イベントで公演するなど、復活の兆しがみられます。

このように、六白金星が好調で、悪事もこの時期は露見することも少なかろうと思われる年での突然の逮捕だっただけに非常に意外感があったわけです。

そこで月の運勢を見てみると、今年3月は六白金星にとって停滞運に当たっていました。これまで色々な人の運勢を見てきて、月の運勢が少々悪くても、年の運勢が良ければ大きなトラブルは無い-という印象を持っていました。

しかし、バレないからといって長期にわたって悪事を働いていた場合には、年の運勢が良い時期でも、衰運の月に悪事が突如として露見するということがあるようです。瀧氏も、20歳代あたりから時として薬物を使用していたとのことです。

また日産のゴーン会長もツキのある年に逮捕されましたが、逮捕された昨年11月はツキの無い時期に当たっており、やはり不正が長期にわたっていたと言われています。

新井氏、瀧氏ともに今後、罪を償うことになりますが、才能ある人材がこうした不祥事で、その力を発揮する機会を失い、また多くの関係者に多大な損害を与えてしまったことは極めて残念です。

「好事魔多し」。勢いの有る時、ツイている時こそ気持ちを引き締めるべき-ということでしょう。

四緑木星の人とは:1924年、1933年、1942年、1951年、1960年、1969年、1978年、1987年、1996年、2005年、2014年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

六白金星の人とは:1922年、1931年、1940年、1949年、1958年、1967年、1976年、1985年、1994年、2003年、2012年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学につい