「業績に成果がでる」?

北朝鮮の金正恩委員長は度重なるミサイル発射や核実験もあり、安倍首相、トランプ米大統領とともに、このブログでも今年最も頻繁に取り上げた人物です。今年は非常に強運でしたが、来年の運勢(節分以後)はどうなのか、非常に興味あるところです。結果を先に言えば、今年を上回る強運になりそうです。

 

正恩氏は1984年1月8日生まれということですので、九星気学では八白土星という星になります。メイ英国首相、ドラギECB総裁も同じ星です。この星の運勢ですが、今年は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時)と強い運勢です。また来年(来年の節分以後)は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時)に入りますが、人生の9年周期の中でも、最も強運の年の一つです。今年よりもさらに勢いを増しそうです。

神宮館暦でも「今まで積み上げてきた経験が実を結び、商売や事業の業績に成果が出る」としています。業績に成果? これまで続けてきた核・ミサイル開発に成果が出るということなのでしょうか? そうであるなら、一段と不安が強まりそうです。

安倍首相に役割、より重要に

対する米国のトランプ大統領は先日のブログでも予想したように、来年は今年よりも衰運となりそうです。トランプ氏だけではありません。北朝鮮に影響力を持つとみられる各国首脳の運勢をみると、程度の差はあるもの、来年は揃って今年より衰運となりそうなのです。中国の習近平主席、ロシアのプーチン大統領、また韓国の文在寅大統領も然りです。

その中にあって、一人、今年よりも盛運になりそうなのが日本の安倍首相です。安倍氏は一白水星という星ですが、今年は「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)にあり、結構苦労の多い年でした。しかし来年は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)に入り、昨年の強運が戻ってきます。対北朝鮮政策で、安倍首相の役割が相対的に大きくなる可能性があるかもしれません。

4月は要注意

このように、来年は総じて非常に強運となる金委員長ですが、月ベースでみると、そのツキにも濃淡があります。彼にとって最も注意すべきは「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)と、9カ月周期で最も衰運に入る4月が挙げられます。国内でのクーデターの噂が時々聞かれますが、そうした可能性が最も高い時期と言えます。それだけではありません。2月、11月も「改革運」(無駄と無理に注意する時)で、 さらに「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)に入る8月も注意が必要でしょう。

年の運勢が強ければ、月の運など関係無いと思いがちですが、そうではありません。安倍首相は今年は「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)という比較的衰運の年でしたが、彼にとって月ベースで今年最高に盛運となる10月に総選挙を実施して勝利しました。また金正恩氏の義兄である金正男氏は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)という比較的運の強い年でしたが「改革運」(無駄と無理に注意する時)に入った2月に暗殺されてしまいました。こうした事例をみれば選挙などの「短期決戦」の場合は月の運勢が無視できないことが分かります。

姓名も吉数

また姓名判断で見ても、金委員長の強運ぶりは際立っています。委員長の名をみると正恩で15画。この数字は、先輩の推挙を得るか、または各方面の声援によって富貴幸福を享るべき吉数となっています。また姓名全体では23画ですが、男子としては吉数で富貴栄達を期し得べく、働き甲斐のある数―となっています。

一方、義兄である金正男氏ですが、名前(正男)が12画で、何事についても不足を意味し、困難多大にして一時成功するとも晩年の失敗を免れない-とあります。また姓名全体では20画ですが、これも孤独、不調和、不幸、厄難を意味するとあります。

こうして姓名を見ると、正男氏が何とも気の毒になってきます。一方で、正恩氏が北朝鮮王朝の後継者になることは元々運命づけられていたようにも見えます。

八白土星の人とは:1920年、1929年、1938年、1947年、1956年、1965年、1974年、1983年、1992年、2001年、2010年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について