ある違和感

日本レスリング協会の栄和人氏から、伊調馨選手がパワハラを受けているという衝撃的なニュースが報じられました。伊調氏と言えば、先輩の吉田沙保里氏とともに国民栄誉賞を受けるほどの人物ですので、非常に驚きました。

伊調氏と吉田氏の関係について、ある種の違和感のようなものを感じていました。伊調氏と吉田氏がテレビ画面に一緒に映っている場面を何度か見たことがありましたが、2人ともお互いの存在に気づかないかのように硬い表情で押し黙っていました。一瞬「あれ、この2人、あまり仲良くないのかな」などと考えてしまいました。

今回のニュースが報じられて、伊調氏、吉田氏、栄氏の星を調べてみたところ、3者の関係について「なるほど」と合点した次第です。

まず伊調氏ですが、1984年6月13日生まれですので、九星気学では七赤金星という星となります。この星は、遅咲きの星で、実力を発揮しだすのは、42歳あたりからになります。カネに縁があり、ウォーレン・バフェットやソフトバンクの孫正義社長など大富豪が多いのが特徴です。伊調選手も金メダルに縁がありますね。

次に栄氏ですが、1960年6月19日生まれですので、四緑木星という星になります。この星は早熟型の星で20歳台から本領を発揮します。同じ星に野田聖子総務相や橋下徹元大阪府知事などがいます。

最後に吉田氏ですが、1982年10月5日生まれですので九紫火星という星です。この星は一般に30歳台前半あたりから実力を発揮しだします。晩成型の七赤金星と早熟型の四緑木星の間に位置しており、言わば「中咲き」の星と言えます。

九紫火星はリーダーシップ、そして闘争心が強いのが特徴で、同じ星にトランプ米大統領、メジャーリーグのイチロー選手、お笑いの明石家さんま氏などがいます。吉田氏の強さの秘密もこの星によるところが少なくないのでしょう。

この3つの星の相性を見てみましょう。吉田氏の九紫火星と栄氏の四緑木星は非常に良いものがあります。オリンピックなどで吉田氏の金メダルが決定すると、吉田氏が栄コーチをスパーリングで投げ飛ばしたり、肩車している姿がテレビに映し出されましたが、気学的にもツーカーの関係です。

一方、伊調氏の七赤金星と、吉田氏の九紫火星・栄氏の四緑木星の相性はあまり良くありません。伊調氏と吉田氏の関係がぎくしゃくして見えたり、伊調氏と栄氏を巻き込んだパワハラ騒動の背景には、こうした星の相性も影響していると感じます。

10歳台、20歳台あたりの若い頃は、生まれ年の星の影響はあまり強くなく、生まれ月の星の影響が大きい-という説があります。しかし30歳台に入ると、生まれ年の影響が徐々に強くなってきますので、20歳台に仲が良くても、30歳台に入ると「どうも合わない-」ということも有り得ます。

伊調氏、今年、来年は飛躍の年に

これまでも野球の清原和博氏ら、スポーツ選手についてブログを何本か書きましたが、大きく天才型と努力型に分かれるようです。

努力型と言えば、女子レスリングでは伊調氏の姉の伊調千春氏、アニマル浜口氏の娘の浜口京子氏がそうだったと感じます。一方、伊調馨氏と吉田氏は明らかに天才型と感じます。浜口氏は父上の熱心な指導、期待に良く応え、非常に努力をしたとは思いますが、伊調氏や吉田氏の域には至りませんでした。

プロ野球をこれまでみてきて非常に天才型だったと思うのは清原氏、新庄剛氏です。そのセンスはメジャーリーグでも活躍した松井秀喜氏やイチロー氏をも上回っていたと思います。

清原氏、新庄氏がひたむきに努力、研究を続けていれば、松井氏、イチロー氏を凌ぐ成績を残せたのではないかと感じます。これは私の独断・偏見ですので、異論のある方も多いとは思いますが、ノムさん(野村克也ヤクルト元監督)も私と同意見のようです。

では天才型が必死の努力を続ければどうなるのか―。その見本がともに国民栄誉賞を受けた伊調氏と吉田氏だと感じます。

伊調選手は2016年のリオオリンピックでも金メダルを受賞しましたが、この年は彼女の七赤金星にとっては  「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)で、人生の9年周期では「どん底」の年でした。しかも重いケガも負っていました。こうした逆境にあっても優勝してしまうのですから、不世出の大選手と言うべきでしょう。

さて伊調氏の今後ですが、今回の騒動は彼女にとってマイナスにはならないと感じます。先ほど指摘したように、彼女の七赤金星にとって2016年はどん底の年でした。17年は「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時)で、運気が安定してきました。

そして今年は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時)、来年は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時)と、2年連続で飛躍の時期に入ってきます。

一方の栄氏の四緑木星はこれとは対照的に、今年は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時)とやや注意が必要です。神宮館暦でも「周囲の人に振り回されて自分を出せず運気が下降する年」と警告しています。そして来年は、9年に一度の「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)となり、一段と要注意の時期に入ってきます。

七赤金星の人とは:1921年、1930年、1939年、1948年、1957年、1966年、1975年、1984年、1993年、2002年、2011年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

四緑木星の人とは:1924年、1933年、1942年、1951年、1960年、1969年、1978年、1987年、1996年、2005年、2014年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

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