強運のカリスマ政治家

今年は要注意?

今年も自民党総裁選挙、日銀総裁人事、平昌オリンピックなど重要イベントが目白押しですが、そのひとつに3月のロシア大統領選挙があります。強力なライバルも見当たらない中、高い支持率を誇るプーチン大統領の続投が予想されます。しかし今年は彼にとって必ずしも楽な年ではなさそうです。

プーチン大統領は1952年10月7日生まれですので、九星気学では三碧木星という星になります。20歳台の早い時期から頭角を現す早熟の星で、同じ星に小池百合子東京都知事、文在寅韓国大統領、とんねるずの石橋貴明氏などがいます。同じ早熟型でも、大らかな四緑木星に比べ、より切れ者という印象があります。

この三碧木星、今年(節分以後)は「改革運」(無駄と無理に注意する時)となり、やや要注意の星回りになります。9つの運勢サイクルを折れ線グラフで大雑把に示すと下図のようになります。横軸でゼロ以上の時期(強勢運、躍動運、福徳運など)が比較的好調な年ですが、ゼロ以下の時期(調整運、改革運、停滞運など)は低調な年となります。神宮館暦でも、今年は三碧木星にとって「今まで順調に流れてきた運気も渋滞時期に入る」としています。

3月は強運?

今年全般で見るとやや衰運気味のプーチン大統領ですが、彼にとって今年最も気になるのが大統領選挙がある3月ではないでしょうか。三碧木星にとって3月は月ベースでどういう運勢なのかを見ると「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時)となっており、比較的好調な月になります。年の運勢は低調であっても、単月の運勢は良いということです。判断に苦労する場面ではありますが、選挙というような短期決戦の場合は、月ベースの運気が強く作用する傾向があります。

一白水星の安倍首相にとって昨年の運勢は「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)で低調でしたが、月ベースの運気が「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)という強運の時期に選挙を実施することで勝利を得ることができました。というわけで、プーチン大統領の場合も、強運の3月に実施される選挙では、良好な結果が期待できそうです。強運の時期と選挙が重なるーやはりプーチン氏は尋常でないツキに恵まれた男なのかもしれません。

ただプーチン氏にとって今年の正念場となりそうなのは、月ベースで「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)となる9月です。また改革運となる7月も注意です。

今年一杯をやりすごしても、来年(来年の節分以後)は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時)、再来年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)と、最も注意を要する年回りとなります。このように息抜きのできにくい時機が続きますが、強運のカリスマ政治家がいかに衰運の時期を過ごしていくのか、注目です。

三碧木星の人とは:1916年、1925年、1934年、1943年、1952年、1961年、1970年、1979年、1988年、1997年、2006年、2015年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について