※18日、オーストリアに連立政権が誕生し、クルツ国民党党首が首相に就任しました。10月17日にリリースした記事を再掲させて頂きます。

-来年は停滞運、試練の年に
-再来年以後は運気が徐々に安定、強運に
-トランプ米大統領とは良い相性、ドイツのメルケル首相とは合わない

来年は早くも試練の年に

欧州、オーストリアの下院選挙では、中道右派の国民党が第一党となり、党首のセバスチャン・クルツ氏が首相に就任することになりそうです。クルツ氏は31歳。世界最年少の指導者の誕生となりますが、難民流入への制限など、難民に厳しい政策に掲げており、他のEU諸国との摩擦が懸念されます。

クルツ氏は1986年8月27日生まれですので、九星気学では五黄土星という星になります。この星はリーダーシップに恵まれていますが、独善的になりやすい傾向もあるので、自分を客観的に見つめることが課題と言えます。政治家にも向いており、長期政権を誇った小泉純一郎元首相やフランスのマクロン大統領、インドのモディ首相も同じ星です。

今年の運勢ですが、クルツ氏の五黄土星は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定)となっています。神宮館暦でも「身勝手な独走は敵を作る」と警告する一方で「礼儀をわきまえた言動には支持が集まる」とアドバイスしています。

しかし来年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)に入ります。この年は9年に1度の衰運の年で、健康問題、政治的失策、スキャンダルなど、あらゆる面に注意が必要です。この年回りで表舞台から去った政治家(昨年の英国のキャメロン首相、今年の蓮舫民進党代表など)も少なくありません。難民政策など、他のEU諸国との調整で苦労する可能性もありそうです。

停滞運の年は、新事業など新たな企ては禁物です。一発逆転を狙って頑張っても、カラ回りして、かえって傷を深めることが多いのです。しかし五黄土星の人は頑張り屋さんが多いので、この点は心配です。この時期は、翌年以後の運勢持ち直しに備えて、色々と案を練ったり、勉強したり、休養と充電に充てるのがよいでしょう。来年一杯を乗り切れば、再来年は「整備運」となり、徐々に運勢が安定してきます。その翌年は「躍動運」となり運気が強まってきます。

ただ五黄土星という星は「遅咲き」の部類に入りますので、本格的に実力を発揮しだすのは42歳あたりからになります。ドイツのメルケル首相のように10年以上、首相の地位を維持できれば、EUの中でも相当な影響力を持つことも可能でしょう。とりあえずクルツ氏にとっては来年の試練の時期をやり過ごすことが最大の課題と言えます。

トランプ米大統領とは良い相性

五黄土星という星ですが、相性の良いのは同じ土星(二黒土星、五黄土星、八白土星)、金星(六白金星、七赤金星)と火星(九紫火星)です。トランプ米大統領(九紫火星)、メイ英国首相(八白土星)、習近平中国国家主席(二黒土星)とは良い相性と言えます。

一方、相性が悪いのは木星(三碧木星、四緑木星)と水星(一白水星)。というわけで、日本の安倍首相(一白水星)、ロシアのプーチン大統領(三碧木星)、またEUの盟主であるドイツのメルケル首相(一白水星)とは相性が良くありません。

五黄土星の人とは:1923年、1932年、1941年、1950年、1959年、1968年、1977年、1986年、1995年、2004年、2013年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について