滑り込みセーフ

綱川社長、11-12月に大仕事

皆様もご存知のように、東芝が再建に向けて大きく前進しました。11月後半には6000億円の増資を決議。それによって、半導体メモリー事業の売却が遅れても、来年3月決算時には債務超過を避けられる見通しとなりました。また12月に入っては、ウェスタン・デジタル社(WD)と和解、メモリー事業売却への大きな障害が取り除かれました。株価も持ち直し基調となっています(C1参照)。

これまで東芝と綱川智社長については、何度か書いてきました。今年春の時点では、17年3月期の決算も出せない状態でしたが、年末のこの時期に事態は大きく前進、綱川社長の今年の強運が大きく影響したと感じます。

東芝復活のカギを握る綱川社長は1955年9月21日生まれですので九星気学でいうと、九紫火星という星になります。このブログで取り上げた中では、米国のトランプ大統領がその代表ですが、押しが強く、リーダーシップに恵まれている人が多いとの印象があります。芸能スポーツの分野では明石家さんま氏、イチロー氏もこの星です。

この星にとって今年は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時)で非常に強い運勢です。ところが6月までの状況を見ると、強運の気配があまり感じられませんでした。それだけ東芝再建が困難な課題だということでしょう。一方、九星気学的に月ベースの運気を見ると、6月は綱川氏にとって「停滞運」に当たっており、9カ月サイクルのうち最も衰運の月に当たっていました。神宮館暦でも「焦って動いても良いこと無し」「人に揚げ足を取られぬためにも無駄な動きはしないこと」となっています。

しかし11月、12月に入ると事態は好転してきました。綱川氏の九紫火星にとって11月は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)と、月ベースでみて非常に強運の時期に入りました。 また12月も「嬉楽運」(人脈を強化し、足元を固める時)であり、11月ほどの勢いは無いものの、運の良い時期にあたっています。

来年は一時的に運気停滞

年末にあたり、大きな課題を解決できたことは東芝と綱川社長にとって非常にラッキーだったと感じます。というのは、来年に入って節分を過ぎると、九紫火星は、今年の「福徳運」から「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)に入るからです。この時期は一時的にせよ、停滞が予想されます。

マスコミによれば、今後も独占禁止法の審査の問題は残るということですが、債務超過の回避、WDとの和解という大きな問題を年内にほぼ決着できたことは、今年の社長の強運が影響したと見られます。こうしてみると、首相とか会社の社長とか、多くの人に影響を与え得るような立場には、くれぐれも運の良い人、運の巡りが良い人を選ぶ必要があると痛感する次第です。今後の東芝と綱川社長のご健闘をお祈りします。

九紫火星の人とは:1919年、1928年、1937年、1946年、1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年、2009年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について