出馬へ秒読み?

首相の座へ、今回がラストチャンス?

7月18日のブログで、小池百合子都知事が国政に進出するならば、7-9月が勝負と指摘しました。その後、小池氏は9月25日に「希望の党」を立ち上げて自ら代表に就任、国政進出への意欲を示しました。衆議院が解散された現在、最も注目されているのが小池氏が東京都知事の職を辞して、衆議院選挙に打ってでるか否かです。

実際、東京都議会最終日の5日に小池氏が出馬を表明するとの憶測が出ています。もし小池氏が本気で首相の座を狙うのでならば、今月7日までの出馬表明が必要と見ています。

小池氏は1952年7月15日生まれですので九星気学では三碧木星という星になります。この星は、早熟型の星で24歳あたりから頭角を顕します。このブログで取り上げた中ではロシアのプ−チン大統領、ジョコ・インドネシア大統領、オバマ前米国大統領などがいます。

今年の三碧木星は「嬉楽運」(人脈を強化し、足元を固める時)にあり、比較的強い運勢です。都議会議員選挙でも、安倍首相の衰運も手伝って、大した政策論争も無いままに大勝しました。

しかし来年に入ると「改革運」(無駄と無理に注意するとき)に入り、事情が変わってきます。この時期は、人生の9年周期の中で「停滞運」に次いで、要注意の時期なのです。ですので、今年のようにはうまくいかないでしょう。

対する安倍首相をみると、一白水星という星ですが、今年は「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)にあり、昨年・一昨年のような勢いはありません。しかし来年になると(もし今回の選挙後も安定政権を維持できていればですが)「強勢運」に入り、再び強運が戻ってきます。また安倍首相だけでなく、側近の麻生財務相、菅官房長官も運気が上昇してきます。ですので、来年でなく今年中に選挙が行われるのは、小池氏にとってラッキーと言えるでしょう。

マスコミの世論調査をみると「小池氏は東京都知事の仕事を全うすべし」との意見が多いようです。確かに正論でしょう。しかし、もし小池氏が今回出馬を見送れば、首相の座につくことは永遠にできなくなる可能性を感じます。

上で指摘したように、来年は小池氏の運気が下がる一方、安倍政権の3人が揃って息を吹き返します。また再来年は「評価運」となります。この時期は、前半は良いのですが、後半は不安定感が強まる傾向があります。その評価運の中で今苦労しているのが、米国入国ビザ取得で苦戦しているピースの綾部祐二氏今年横綱に昇進したものの、現在ケガに悩まされている稀勢の里関です。また、その翌年は9年サイクルで最も衰運の「停滞運」に入ってしまいます。

再び上向きの運気が戻ってくるのは「整備運」(基本を守り、信用第一に働くべき時)に入る2021年になります。衰運の3年間に有権者に忘れられてしまう可能性もありますし、2021年には小池氏は69歳。今のような体力、気力が残っているか疑問です。こうしてみると、小池氏が首相の座を狙うなら、今回がラストチャンスと言えます。

一部の旧民進議員排除は理にかなったこと?

というわけで、首相の座を目指すなら、今回の選挙を逃すことはできないでしょう。月ベースの運気をみると9月は比較的強運の「嬉楽運」です。カレンダーの上では既に10月に入っていますが、九星気学では10月7日までは9月と見なされますので、できれば7日までの決断、出馬表明が期待されます。

神宮館暦でも9月については「物事は奇抜さよりも正攻法で取り組み成果を得る」としています。一方、「大盤振る舞い」は厳禁ともしており、合流する旧民進党の一部議員を小池氏が「排除する」と述べたことも、政策上の違いだけでなく、気学的にも理にかなったことと言えます。

10月も8日以後になると、月ベースの運気が「改革運」となり、陰りがでてきます。暦でも「運気の流れが変わりがち」「わずかな油断から大きな誤算が生じることも」と警告しています。

尚、山崎拓元自民党副総裁は、小池氏が今回出馬しなければ、希望の党はすぐに失速するーと予想しています。現役時代も海千山千だった山崎氏、小池氏の運気を読んでいるのかもしれません。

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