トランプ大統領の運気と米国株価に強い相関

11月13日のブログ「今年の運勢: トランプ米大統領、12月クリアすれば来年は復活?」でも指摘しましたように、トランプ大統領は1946年6月14日生まれですので、九星気学では九紫火星という星になります。

2018年という年は、トランプ大統領の九紫火星にとって「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべきとき)に当たっています。2017年までの3年間の上げ潮ムードから一転して「踊り場」入りした格好です。

またトランプ氏の月ベースの運勢をみると、今年12月は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)という、9カ月サイクルの中で最も衰運の月に当たっています。

あまり運が強くない年の最衰運の月に、トランプ氏は歯止め無き株安に直面しているわけです。

大統領の座について以来、色々批判はあったにせよ、好調な株価が彼の政権運営に大きな自信をもたらしてきたことは想像に難くあるません。それだけに、足元の株安はトランプ氏にとって大きな打撃です。トランプにとって正念場と言えるでしょう。

日本を含めた世界の株価に強い影響をもたらす米国株価の下落については、米連邦準備理事会の利上げペースへの懸念、米中貿易戦争による中国経済の悪化、一部の米国政府機関の閉鎖などの要因が影響していると見られますが、米国を代表する人物であるトランプ氏の運気も大いに影響していると感じます。

ここで米国の株価とトランプ氏の運気を見てみると、その相関の強さに驚かされます。

トランプ氏が政権の座についた2017年は九紫火星の彼にとっては「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時)と、絶好調の時期に当たっていました。米国株価も強い上昇基調を描いています(C1参照)。

ところが2018年に入って九紫火星が「調整運」という踊り場に入ると、株価もにわかに不安定になってきます。今年の動きを月別に詳細に見てみると、トランプ氏が月ベースで「停滞運」に入った3月までの3ケ月間には、株価も大きく値を下げました(C1の青い四角内を参照)。

その後、トランプ氏の運勢が4月(「整備運」基本を守り、信用第一に動くべき時)から9月(「嬉楽運」人脈を強化し、足元を固める時)まで月ベースの改善してくると、それと呼応するように株価も上昇基調に入ります。9月末には26458と、月ベースでのピークを付けました(C1内の黄色の四角内を参照)。

しかし、トランプ氏の運気が、10月に「改革運」(無駄と無理に注意する時)、11月に「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時)と、徐々に弱まってくると、株価も下降トレンドに入ってきます(C1の赤い四角内を参照)。そして月ベースでの運気が「停滞運」という最も低調となる12月になると、株価は急落しました。

米国株価、1月初旬あたりまで不安定継続も?

こうしてみると、トランプ氏の運気と米国の株価に強い相関があるのではないか―と仮定することもできそうです。「単なる偶然だ」という意見も多いとは思います。

しかし、トランプ大統領のように、組織内で圧倒的な存在感を持つ指導者の場合、その人の運気が、組織全体に大きな影響を与えることも少なくありません。

これまでこのブログで取り上げた企業人でも、大塚家具の大塚久美子社長(五黄土星)や日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長(八白土星)などのケースでは、社長の運勢が企業の業績に大きな影響を与えたと考えています。

もし実際に、トランプ氏の株価への影響力が非常に大きなものであるならば、米国の株価は、トランプ氏の運気が月ベースで「停滞運」を脱して「整備運」に入る1月初旬まで不安定な状況が継続する可能性があります。

しかしその後は株価も安定感を増してくると考えられます。また来年の節分以後になると、トランプ氏の年の運気も「調整運」を脱して「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)に入ります。そうなれば、2017年の強い勢いが徐々に戻ってきます。であれば、株価も少しずつ戻してくることも期待もできそうです。

ところで先日、マティス国防長官の辞任が発表されました。マティス氏本人にとっても、トランプ政権にとっても、この辞任は大きな打撃です。前回のトランプ氏についてのブログでも指摘しましたが、マティス氏は五黄土星という星になります。今年の五黄土星は「停滞運」で、9年サイクルで最も衰運の年でした。「狂犬」の異名で畏怖されたマティス氏も、九星気学のサイクルからは逃れられなかったようです。

九紫火星の人とは:1919年、1928年、1937年、1946年、1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年、2009年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について