
10月4日の自民党総裁選挙で高市早苗氏が女性初の党総裁に選ばれました。順調にいけば今月中旬には初の女性の内閣総理大臣の誕生となります。
6日の株式市場では積極財政を進める高市氏の総裁就任を歓迎してか、日経平均は過去最高の47944円を付けました。
高市氏は1961年3月7日の生まれですので、九星気学では三碧木星という星になります。この星は20歳代から頭角を現す比較的早熟型の星です。
同じ星にプーチン・ロシア大統領、小池百合子東京都知事、芸能界ではとんねるずの石橋貴明氏などがいます。
今年の三碧木星は「強勢運」(勇気と新年でチャンスに恵まれる時期)に当たります。周りからの応援も受けやすい時期で、高市氏はまさにこのチャンスを生かしたとも言えそうです。
高市氏は総裁選挙後の会見で自らの今後の行動について「ワークライフバランスを捨てる」と述べているように、積極財政による経済立て直しやスパイ防止法制定も含めて、政策推進に非常な積極性が感じられます。
しかし実際には、小泉進次郎氏を推したリベラル派や財務省の言いなりとなっている勢力も党内には多く、高市氏の政策遂行は容易ではなさそうです。ここは、はやる気持ちを幾分抑えて確実丁寧な仕事を心掛けて頂きたいと思います。
今年は非常に勢いがある三碧木星ですが、来年・再来年となると、この勢いも徐々に弱まってくるので、今後の行動には一段の慎重さが必要となります。来年中で特に要注意なのは、月ベースで停滞運「不測の事態が多くツイていない時期」に入る3月と12月です。
高市氏にとって相性が良いのは、自分の星である三碧木星のほか、四六木星、九紫火星、一白水星です。高市氏の後援者でもあった故安倍晋三氏は一白水星でした。
また安倍氏以後の総理総裁であった菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏はすべて七赤金星で、高市氏の三碧木星とは相性が良くありませんでした。
10月27日に予定されているトランプ米大統領の訪日は、高市氏にとって大きな試金石になりそうです。石破総理はトランプ氏に名前さえも覚えてもらえませんでした。ただ高市氏にとってラッキーなのは、彼女の星がトランプ氏の星(九紫火星)と相性が良いことです。
高市氏の総裁就任が決まった直後に、米国政府がトヨタやホンダなどへの関税軽減措置を近く決定するというニュースが出てきたのも何とも象徴的です。
ことによれば、中曽根元総理とレーガン元米大統領、安倍元総理とトランプ大統領と同様に、トランプ氏との間で強力な関係を築くことができるかもしれません。
また7月21日のブログ「今年の運勢:現在の政局は1980年前後と酷似!今後の展開は?」でも触れましたが、1980年代に日米が緊密に協力してソビエト連邦(ロシア)の覇権拡大を抑えたように、再び日米で中国の台頭を抑えるという戦略が出てくるかもしれません。
高市氏を嫌う公明党が連立政権に残るか否かも含めて、当面、高市氏の動向から目が離せない状況です。
三碧木星の人とは:1916年、1925年、1934年、1943年、1952年、1961年、1970年、1979年、1988年、1997年、2006年、2015年の各年の立春以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。