大谷翔平選手、2018年のMLB移籍依頼、投手として、また打者としても大活躍が続いています。これまでのところ、あまりにも順風満帆で、彼にとって人生に壁など全く無いかのようにさえ見うけられます。

しかし来年2026年は彼にとって試練の年となりそうです。人生の転機になるかもしれません。

大谷氏は1994年7月5日生まれですので九星気学では六白金星という星になります。この星は、一般には(大谷氏には必ずしも当てはまらないようにみえますが)40歳を過ぎてから頭角を現す遅咲きの星です。この星には政治家の麻生太郎氏、元巨人軍選手・監督の原辰徳氏、京セラ創業者の稲森和夫氏などがいます。

大谷氏にとって来年が試練の年となりそうだと考える根拠ですが、彼の六白金星という星が来年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツキの少ない時期)に入るためです。

この時期は、九星気学の9年周期でも最も衰運の時期です。仕事面、健康面、家庭面、社交面などあらゆる面で迷いが出たり、トラブルが起きやすいので、慎重に過ごすべき時期といえます。新事業などやめておいた方が良いでしょう。

そうした時期ではありますが、この壁を何も無かったかのように軽々と超えてしまう人もいる一方で、人生観そのものが大きく変化する方もいます。個人差は小さくありません。

これまで順風満帆で来た若い大谷氏にとっては初めての停滞運となるので「あれ?」「こんなはずでは?」と感じることも多くなるかもしれません。これまで順調さが嘘だったかのように不本意な成績に終わる可能性も否定できません。

若くして大きな実績を挙げてきた大谷氏にアドバイスできることがあるとすれば(何の実績も無い者が上から目線で恐縮です)焦らず平常心の維持を心掛けるということです。

この停滞運の時期には、多くの人が大なり小なり何らかのトラブルや壁にぶつかるのが普通です。ここで重要なのが壁にぶつかるか否かよりも、壁に直面した時にどう対処するかがという点です。

例えば交通事故に遭遇したような場合、多くの人はパニックに陥り焦ります。それが普通なのですが、ここでパニックになって動顛した感情に支配されてしまうと、抑制が効かなくなり、予想外の言動にでて、さらに傷を深めてしまうことがよくあります。

一方「今はあまりツキが無い」ということが前もって分かっていれば、トラブルに直面しても「今はツキが無くても当たり前」と割り切って、落ち着いた行動ができ、傷も最小限で済むかもしれません。

このように同じトラブルに遭遇しても、その後の対処如何によって運勢は大きく変わってくることもあります。そうした意味で、自分の運気が良いものであれ、良くないものであれ(気学などで)あらかじめ知っておくことは意味あることと言えるでしょう。

大谷氏の六白金星の星が来年(2026年の立春以後の1年)は停滞運に入り要注意ということを指摘しましたが、要注意の時期は既に始まっているのかもしれません。

今年の六白金星は「評価運」(努力の花が咲くが後半が不安定な時期)となっています。文字通り後半が不安定になりやすいのです。

ここで注目されるのが最近、サントリーHDの会長の椅子からの辞任に追い込まれた新浪剛史氏です(上の写真が大谷氏でないことを不審に思われていた方もおられたでしょう。ここで新浪氏登場です!)。

新浪氏は1959年1月30日生まれですので、大谷氏と同じ六白金星となります。

ここで新浪氏辞任の経緯については触れませんが「プロ経営者」として世間で高く評価されていた肩書に傷がついてしまいました。

慶応大学卒業後、三菱商事に入社、ハーバード大学でMBAを取得、ローソンの社長に抜擢され同社を再建、その後サントリーHDに社長として入社して海外売上を拡大、経済同友会代表幹事に就任するなど赫赫たる実績です。まさにエリート街道をばく進してきた人物と言えます。

新浪氏の今回の躓きをみると、六白金星は既に要注意の時期に入っているとも思えます。今年中で特に注意すべきなのは、月ベースでも停滞運に入る12月です。

来年の1-3月は比較的安定した状況となりますが、来年は既に述べたように、年を通して停滞運なので細心の注意が必要です。来年中でも、特に注意すべきなのは月ベースで停滞運に入る9月、また4月も油断できません。今回の違法サプリ問題で、さらに何らかの問題が表面化してくる可能性も否定できません。

大谷氏に戻りますが、若くして素晴らしい実績を残しているにもかかわらず、驕り高ぶることもなく、かなりの好人物のように見うけられます。今回は六白金星の懸念事項ばかり書きましたが、来年一杯を乗り切れば、2027-29年の3年間は上昇機運に入ります。

今年後半から来年の停滞期を乗り切って、その後にさらに大きな花を咲かせて頂きたいと思います。

尚、このブログについてはあくまで筆者の世迷言であることをお断りしておきます。

六白金星の人とは:1922年、1931年、1940年、1949年、1958年、1967年、1976年、1985年、1994年、2003年、2012年の各年の立春以後、翌年の節分までに生まれた人。

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