
7月20日の参議院選挙では自民公明の与党が大敗。一方で新興の参政党の急伸が注目されました。
同じ新興保守政党である日本保守党は党首の百田氏をはじめ、北村氏、有本氏と著名人が複数いますが、参政党の場合は、党首の神谷宗幣氏が圧倒的な存在感を放っています。
参政党を勝利に導いた神谷氏とはどういう人物なのか。ここでは彼の経歴に触れませんが、1977年10月12日生まれということなので、九星気学的には五黄土星という星になります。
この星の人は40歳代に入ってから力を発揮する遅咲きの星で、神谷氏はまさにその時期に入っています。
星の傾向としては多少独善的なところはあります。参政党も最初は「ゴレンジャー」と言って、5人の合議制というイメージでしたが、現在は神谷氏のワンマン政党という感じになっています。
一方、五黄土星の人はリーダーシップと行動力に恵まれており、政治家向きの星と言えます。戦後の長期政権を担った歴代総理のうち、吉田茂、岸信介、小泉純一郎がこの星です。
一部からの強い反発を浴びそうな「日本ファースト」を敢えて宣言したあたりにも、彼の政治家としての世論の読みの深さ、したたかさが見て取れます。
外国人問題は、選挙戦の最中に重要争点として急浮上した課題ですが、彼が日本ファーストを言い始めると、予想通り「ヘイトだ!」「差別だ!」という反論が左派政党や既存マスコミから起こり、大バッシングを受けました。それにもかかわらず、参政党は今回の選挙で第4位の議席数を獲得しました。
かつてはタブー視された外国人問題ですが、ここ数年の外国人への過度の優遇や外国人犯罪の多発によって世論は急激に変化しました。
しかし、この世論の変化を読み取れなかった既存政党やマスコミは「差別だ!」というかつての“錦の御旗”を振りかざして神谷氏を叩きましたが、日本ファーストのプラス面、マイナス面を綿密に計算していた神谷氏に大きなダメージを与えることはできませんでした。
今は得意の絶頂にある神谷氏ですが、先の道のりは必ずしも平坦ではありません。神谷氏の五黄土星は来年は「評価運」(努力の花が咲くが後半が不安定な時期)に入ります。文字通り、年の後半の運気の変化には注意が必要です。
また再来年は「停滞運」(不足の事態が多くツイていない時期)に入ります。この年は気学の9年周期で最も衰運の時期にはいります。健康面、仕事面、家庭面などあらゆる面でマイナスの影響が出やすい時期なので要注意です。
今年、この「停滞運」に入っているのは七赤金星の人です。以前にも指摘したように石破茂総理がこの星です。衆議院選挙、都議会議員選挙、参議院選挙と大きな選挙で3回連続の惨敗を喫してしまいました。
また自民党から出馬した二階伸康氏も今回の選挙に敗れました。伸康氏は、かつての自民党の最有力者だった二階俊博氏の御子息ですが、やはり七赤金星の俊博氏の神通力も少なくとも今年に限っては通じなかったようです。
このように、石破氏、二階親子の現状についても、運勢のサイクルが大きく影響しているという点は見逃せません。
今回の大躍進で参政党は法案を提出する資格を得たとのことで、公約だったスパイ防止法案の提出も近い将来あるかもしれません。ここでも、左派政党や既存マスコミからの激しい抵抗、妨害が予想されますが、今後の神谷氏の戦い方を注視していきたいと思います。
五黄土星の人とは:1923年、1932年、1941年、1950年、1959年、1968年、1977年、1986年、1995年、2004年、2013年の各年の立春以後、翌年の節分までに生まれた人。