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ロシアのウクライナ侵攻とともに現在最も世界の注目を集めているニュースに、中国「ゼロコロナ政策」があります。

習近平主席はゼロコロナ実現を主席としての勲章にしたいのか、中国国民の意志を完全に無視してこの政策を強引に推し進めており、中国の国民からも怨嗟の声が漏れ聞こえてきます。

自らの実績づくりのためには、民を犠牲にすることも厭わないという典型的な独裁者、独裁政治の恐ろしさを感じないではいられません。

このゼロコロナのおかげで、中国経済も非常な危機に瀕しています。先日発表された4月の中国の鉱工業生産は前年比マイナス2.9%と、コロナが蔓延した2012月期以来の前年比マイナスに転じました。

中国の鉱工業生産はGDPとの相関が非常に強いので、46月期GDPが前年比マイナスに陥る可能性もあります。

これまで先人が営々と、GDP世界2位にまで築きあげてきた中国経済を、主席自らが率先して破壊しているという構図です。中国に進出している日本企業にも相当な悪影響が出ているはずです。

その習主席ですが、今年の夏か秋頃には「引退するのではないか」「引退に追い込まれるのではないか」という憶測が出ています。

この憶測の詳細をここでは繰り返しませんが、中国経済や国民の生活に多大な悪影響を与えるゼロコロナを強引に推し進める習主席に、共産党幹部、OBら有力者が、引導を渡すのではないか-というのです。

その時期については夏に予定されている北戴河会議か、秋の党大会ではないかということです。

ここ数年、習主席は共産党内で圧倒的な地位を確立したとされてきました。

これまでもその地位が危ういというニュースは時として聞こえてきましたが、いずれも雲散霧消していきました。ですので、今回も同様のケースだろうと決めつける向きも少なくありません。

しかしResearch76では、今回の憶測については、無視できないのではないかと見ています。彼の運気をみての判断です。

習主席は1953615日生まれですので、九星気学では二黒土星という星になります。

この星は40歳を過ぎてから本領を発揮しだすという比較的遅咲きの星で、日銀の黒田東彦総裁、衆議院議員の河野太郎氏などがこの星です。地味ながら、堅実な仕事をするという定評があります。

この二黒土星ですが、2021年の立春から22年の節分までの1年間は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)にありました。気学での9年サイクルで最も衰運の時期です。

この時期は、仕事面、生活面、健康面などすべての面で細心の注意が必要とされます。

それもあってか、河野氏は昨年、自民党総裁選挙に出馬しましたが、一次投票では首位となりながら、二次投票では岸田文雄氏に敗れました。

さらに彼の関係会社と中国との癒着が露呈して、将来の総理総裁候補としての地位にキズがつく恰好となってしまいました。

一方の習氏は21年の年初に手術のために入院するということはありましたが、どうにかその地位を保ちました。

今年(の立春以後)の二黒土星は「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時期)というサイクルに入っています。最悪の時期は脱したものの、まだ完全ではなく、病み上がりの状況と言っていいでしょう。

今年中でも注意すべきなのが5月から7月にかけての3カ月間です。徐々に運気が衰える時期に当たっています。

特に注意すべきなのが「停滞運」に入る7月です。9カ月のサイクルで最も衰運の月となります。

中国共産党はこのほど、配偶者や子供が海外資産を保有している幹部を昇進させないという方針を決めたとのことです。党の有力幹部、そしてその家族の多くが海外資産を保有しているとみられるので、この政策も党内から反発をくらいそうです。

今後の習主席の動向とともに、夏の北戴河会議、秋の党大会にむけた動きを注視したいと思います。

二黒土星の人とは:1917年、1926年、1935年、1944年、1953年、1962年、1971年、1980年、1989年、1998年、2007年、2016年の各年の立春以後、翌年の節分までに生まれた人。

九星気学について

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