ある米国在住の中国人サイトによれば、習近平中国主席が脳動脈瘤で入院しているとのことです。

ユーチューブなどSNSでは、米国大統領選挙の行方と並んで大きな話題になっていますが、テレビなどの既存メディアではほとんど報道されていません。

ネット情報ですので、デマと見る向きもあるかと思います。しかしResearch76では「ありそうなこと」と判断しています。というのは、九星気学でみた習近平氏の運勢と合致した動きだからです。

習氏は1953年6月15日生まれですので、九星気学では二黒土星という星になります。この星は40歳台前半あたりから本領を発揮しだす遅咲きの星で、黒田東彦日銀総裁や政治家の河野太郎氏らが同じ星です。こつこつと物事を進めていく忍耐力があり、包容力もありますが、リーダーと言うより一般に補佐役が向いているという印象があります。

習氏が国家主席に就任したのは2013年です。2013年は「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時)でした。

その後、14年が「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時)、15年が「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時)、16年が「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)、そして17年が「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)でした。

18年には「嬉楽運」(人脈を強化し、足元を固める時)に入り、運勢的にはピークだったと感じます。それを裏付けるように、習氏への権力集中が進みました。こうしてみると、国家主席に就任して以来の5年間は、習氏にとって隆盛の時期、上昇トレンドの時期と言えます。

しかし、習氏の運勢をみると、2018年からの3年間は衰退期に入っています。それまでの順調な5年間とは一転して、習氏の運勢はこのところ不安定化しているようにみえます。

実際に、一端制圧に成功したと報道されていたコロナ禍も武漢などで、ぶり返しているようです。またトランプ米大統領は、ウイグル、チベット、台湾を支援する姿勢と強めるなど、対中国姿勢を益々厳しくしています。

習氏の二黒土星にとって2020年は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時)となっています。まさに年の「後半」である年末に、脳動脈瘤の話がでてきました。

2021年(節分以後)は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)に入ります。気学の9年サイクルで最も衰運の時期です。

この時期には、健康問題だけでなく、人間関係、仕事のことなどすべてが要注意です。共産党内でも李克強首相や江沢民氏らのOBとの権力闘争も激化する可能性がありますし、米国との対立も激しさを増す可能性があります。習氏だけでなく、中国共産党支配への影響もあるかもしれません。

以前のブログで、トランプ米大統領の使命は中国共産党を崩壊させること-と予想しましたが、それが現実化する可能性もあると見ています。36年周期のジンクスの話です。

ジンクスと言えば、洪水や虫害のような自然災害がこのところ中国で発生していることも気になります。中国の歴史を見てみると、一つの王朝が倒れる時には、深刻な自然災害が発生することが多いようです。

20年末、21年初頭で、月ベースでみて習氏にとって要注意なのが1月と10月です。ともに月ベースで「停滞運」に当たっており、9カ月サイクルで最も最も衰運の月となっています。

この1月、まさに習氏の脳動脈瘤での入院・手術の時期と重なる可能性があります。習氏に関する報道に今しばらく要注意です。

二黒土星の人とは:1917年、1926年、1935年、1944年、1953年、1962年、1971年、1980年、1989年、1998年、2007年、2016年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について