この度の安倍首相の突然の辞任、その後の自民党総裁・首班選挙、そして組閣と一連の動きが粛々と進行しました。それに関連して、九星気学的に、自民党女性国会議員の動きを見てみたいと思います。

まず自民党の三原じゅん子議員が厚生労働副大臣に就任し、注目を集めています。ネット上では驚きの声、また批判も少なくありません

三原氏といえば、かつての大ヒットTVドラマ「3年B組金八先生」でツッパリ女子中学生を熱演、人気を得て、その後長く芸能界で活躍しました。

私にとって、この人事に特、に驚きはありませんでした。というのは、三原氏はいずれは台頭してくると予想していたからです。三原氏は1964年9月13日生まれですので、九星気学では九紫火星という星になります。

この星は、やや独善的ない傾向はあるものの、決断力、指導力に優れ、喧嘩にも強いという特徴があります。代表的な例はトランプ米大統領です。政治家に向いた星と言えるでしょう。戦後の首相の在任期間のベスト10を見てみると、2位の佐藤栄作氏、8位の橋本龍太郎氏、10位の鈴木善幸氏がこの星です。

昨年三原氏は、野党が安倍政権に対して問責決議案を提出した際に「恥を知りなさい!」と野党を一喝しました。こうした気風の良さは、九紫火星の面目躍如たるものがあります。小泉純一郎元総理がかつて自民党内の反対勢力を「抵抗勢力」と決めつけて、厳しく対立したのを彷彿とさせます。

芸能界での活躍が長かったために、政界入りがやや遅くなりましたが、ようやく自分の進むべき道がはっきり見えてきたのではないでしょうか。政治家として色々と勉強すべきことも多いと思いますが、今後さらに頭角を現してくると予想されます。

もう一つの注目は稲田朋美議員が、自民党総裁選挙に出馬するのではないかという観測があったことです。稲田氏といえば、2017年に石もて追われるようにして、防衛大臣辞任に追い込まれた方です。

そうした人物が、2年後の19年には早くも自民党幹事長代行に就任、今回の総裁選挙でも「出馬するのではないか」との風評が立つほどに復活していたことに驚きを禁じえません。思想的に安倍前総理に近いということで厚遇されているという傾向もあるでしょうが、この回復の速さは注目されます。

稲田氏は1959年2月20日生まれですので五黄土星という星になります。この星も政治家向きの星です。九紫火星同様に、やや独善的ですが、リーダーシップ、決断力に優れています。総理の在任期間のベスト10では、吉田茂氏、小泉純一郎氏、岸信介氏がこの星です。

こうした三原氏の台頭、稲田氏の急速な復活をみると、九紫火星、五黄土星という政治家向きの星が強く両者に作用しているという印象があります。

そのほか、森まさこ前法務相、小渕優子元経済産業相、橋本聖子東京五輪担当相が九紫火星、また片山さつき元内閣府特命担当相が五黄土星となっています。

一方、自民党の女性議員の星を見て注目されるのは、木星の方が非常の多いという点です。山東昭子氏と野田聖子氏などが四緑木星、高市早苗氏、丸川珠代氏、有村治子氏、猪口邦子氏、佐藤ゆかり氏などが三碧木星です。

四緑木星、三碧木星ともに20歳台から頭角を現す早熟型の星ですが、野田氏のように、比較的若くして議員になった方が少なくありません。若くして国会議員になるには相当なパワーが必要とされるはずですが、それができたのは、若年時に圧倒的なパワーを持つ四緑木星、三碧木星という星のなせる業と感じます。

九紫火星の人とは:1919年、1928年、1937年、1946年、1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年、2009年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

五黄土星の人とは:1923年、1932年、1941年、1950年、1959年、1968年、1977年、1986年、1995年、2004年、2013年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

四緑木星の人とは:1924年、1933年、1942年、1951年、1960年、1969年、1978年、1987年、1996年、2005年、2014年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

三碧木星の人とは:1916年、1925年、1934年、1943年、1952年、1961年、1970年、1979年、1988年、1997年、2006年、2015年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について