今年1月に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に運勢について書きました(「今年の運勢:文在寅韓国大統領、支持率回復だが、前任者と同じ運命も?」)。

その中で「ろうそくデモが、文氏自身に襲い掛かる可能性もある」「大統領の任期5年を全うすることが難しくなり、朴前大統領と同じ運命をたどる可能性も」などと予想しましたが、足元の状況をみると、そうなる可能性が非常に高まってきたという印象があります。

経済の基礎的な需給メカニズムが分かっていないために、経済状況をいたずらに悪化させたことへの批判がありましたが、ここにきて、Gsomia(軍事情報に関する包括的保全協定)を破棄。同盟国であるはずの米国のトランプ大統領からも「嘘つき」呼ばわりされるなど、国際的にも孤立感が深まっています。

加えて、側近の曹国氏の家族に関する裏口入学や徴兵逃れへの批判が高まってきました。

これまでは日本に対して厳しい態度をとることにより、国民の注目が自らの失敗に集まるのを巧妙に回避してきましたが、こうした手法もいよいよ限界に近づいてきたようです。

文氏は1953年1月24日生まれですので、九星気学では三碧木星という星になります。人生の早い段階で芽がでる早熟の星で、20歳代から頭角をあらわし始めます。プーチン・ロシア大統領、オバマ前米国大統領、ジョコ・インドネシア大統領などが同じ星です。

三碧木星は今年は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時期)に入っています。文字通り、今年後半に入って急速に運気に陰りが見えてきました。

また来年は「停滞運」という、九星気学の9年周期では最も衰運の時期に入ってきます。

こうしてみると、文大統領がその2022年までの5年の任期を全うすることは相当に厳しいのではないかという印象を受けます。文氏が追い落とした保守派の朴前大統領と同じ道を辿りつつあるのではないか-と感じるのは私だけではないでしょう。

三碧木星の人とは:1916年、1925年、1934年、1943年、1952年、1961年、1970年、1979年、1988年、1997年、2006年、2015年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について