英国の新首相にボリス・ジョンソン氏が就任し、早くも閣僚人事を発表。合意無きEU強硬離脱も辞さない姿勢を鮮明にしました。

ジョンソン氏については、その風貌や過激な言動から「英国のトランプ」とも称されているようですが、九星気学的にみても「小型トランプ」と言える人物です。

ジョンソン氏は1964619日生まれですので、気学的には九紫火星という星になります。この星はリーダーシップに優れている面があるものの、まわりに忖度しない気ままな言動が特徴です。その典型としてトランプ米大統領が挙げられます。

一方、闘争には非常に強く政治家向きでもあります。戦後の総理就任期間ベスト10をみても、1位の佐藤栄作氏を筆頭に、橋本龍太郎氏、鈴木善幸氏が同じ星です。

政治家以外でも、お笑いのビートたけし氏、明石家さんま氏、レスリングの吉田沙保里氏などの面々が並びます。

ジョンソンン氏ですが、閣僚人事にも表れているように、今後はトランプ氏同様に唯我独尊の姿勢を維持、EUからの合意無き強硬離脱路線をばく進する可能性が高くなったと感じます。

九紫火星の今年の運勢は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時期)と、非常に勢いがあります。また来年は「嬉楽運」(人脈を強化し、足元を固める時期)で、今年ほどの勢いはないものの、良い運気が続きます。

心配なのは他の首脳との関係です。まずEUの盟主であるドイツのメルケル首相(1954717日生まれ、一白水星)との相性は良くありません。

メイ前首相(八白土星)も、メルケル首相との相性は良くありませんでした。しかしジョンソン氏の九紫火星は、メイ氏の八白土星よりも、好悪の気持ちをより明確に出す傾向があるので、メルケル氏に対して「虫が好かない」という気持ちを持った場合、それを敢えて隠さないことも考えられます。

また対イラン関係も心配です。イランの革命防衛隊が英国のタンカーを拿捕するという事件がありましたが、両国関係が以前よりも悪化する可能性が否定できません。

6月のブログ「今年の運勢:トランプ米大統領とイラン首脳陣、個人的相性も今ひとつ?」でも指摘しましたが、イランのハメネイ師とロウハニ大統領はともに七赤金星という星であり、ジョンソン氏、トランプ氏の九紫火星とは相性が良くありません。

トランプ氏は大統領就任後は、安全保障政策などの政策で、多少「現実化」が見られました。ジョンソン新首相がEU離脱問題で、より現実的な方針を打ち出してくるのか否か-しばらく目が離せない状況が続きそうです。

九紫火星の人とは:1919年、1928年、1937年、1946年、1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年、2009年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について