安倍首相がイランを訪問した後、米国とイランの間での緊張感が高まっています。こうした中、読者の方からイラン首脳陣についてのご質問があり、これに答えたいと思います。

米国とイランとは、1979年のイラン革命以来の因縁があります。イラン・イスラム革命で親米的だったパーレビ国王は国外に追放され、ルホラー・ホメイニ師が亡命先からイランに帰還すると、イランの学生が米国大使館を長期にわたって占拠しました。

これに対して米国のカーター大統領が、軍隊による大使館員の救出を試みましたが、これが失敗。この時点で、ただでさえ外交的失策の多かった同大統領の再選の可能性は潰えました。

こうした歴史的因縁に加えて、米国のトランプ大統領とイラン首脳陣とは個人的にも相性が良くないようです。

このブログでも頻繁に登場してきたトランプ大統領ですが、1946614日生まれですので九星気学では九紫火星という星になります。この星は非常に闘争などに強いのが特徴です。同じ星にビートたけし氏、レスリングの吉田沙保里氏などがいます。

一方のイラン首脳陣ですが、最高指導者のアリー・ハメネイ師が1939年4月19日生まれ、ハサン・ロウハニ大統領が1948年11月12日生まれですので、ともに七赤金星という星になります。

この星はおカネとの縁が強く、ソフトバンクの孫正義氏、投資家のウォーレン・バフェット氏など富豪が少なくありません。

トランプ氏の九紫火星とイラン首脳陣の七赤金星の相性ですが、残念ながら、これが良くありません。

一方、安倍首相は一白水星という星になりますが、この星とイラン首脳陣の七赤金星との相性は良いのです。こうした点からみても、トランプ大統領とイラン首脳陣の橋渡し役として、安倍首相は適任だったと言えそうです。

安倍首相のイラン訪問は一見、目立った成果が上がったようには見えません。しかし両者の相性の良さも手伝って、日本・イラン両国の、そして日本・イランの首脳同士の信頼を強めることには貢献したのではないでしょうか。

トランプ氏とイラン首脳陣に話を戻しますが、今年は両者とも非常に強い運勢で、簡単に甲乙付けがたいものがあります。

九紫火星は今年は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時期)にあり、一方の七赤金星も「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時期)で、九紫火星に負けない強い勢いがあります。

来年(来年の節分以後)については、九紫火星が「嬉楽運」(人脈を強化し足元を固める時期)に、一方の七赤金星は「調整運」(物事を冷静に判断し調整すべき時期)に入ります。ともに今年ほどの勢いは無くなります。

今年から来年いっぱいにかけて、米国・イラン関係はさらに緊張感を高めていく可能性があり、要注意です。

七赤金星の人とは:1921年、1930年、1939年、1948年、1957年、1966年、1975年、1984年、1993年、2002年、2011年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九紫火星の人とは:1919年、1928年、1937年、1946年、1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年、2009年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

一白水星の人とは:1918年、1927年、1936年、1945年、1954年、1963年、1972年、1981年、1990年、1999年、2008年、2017年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

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