-持率はやや回復

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の本日のスピーチがネット上では話題になっています。文氏の支持率は昨年はほぼ一本調子で低下してきましたが、今年に入って低下にやや歯止めがかかりつつあるようです。

本日の演説でも明らかにした反日強硬姿勢も一役買ってか、文氏の支持率もほぼ2カ月ぶりに50%に回復したということです。しかし今後、文氏の支持率が底を打って、上昇に転じてくるとは見ていません。

今年前半は、やや落ち着きが見られると思いますが、後半には再び不安定な状況となると見ています。おそらく今年後半から来年いっぱいにかけてが文氏の正念場となりそうです。

文氏は1953年1月24日生まれですので、九星気学では三碧木星という星になります。人生の早い段階で芽がでる早熟の星で、これまでこのブログで取り上げた有名人では、プーチン・ロシア大統領、オバマ前米国大統領、ジョコ・インドネシア大統領などがいます。

-ろうそくデモが襲い掛かる?

三碧木星は今年は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時期)に入ります。

昨年は「改革運」(無駄と無理に注意すべき時期)で、比較的衰運の年でした。経済政策の失策もあり、支持率は低下が持続しました。この改革運の時期は、停滞運(不測の事態が多く、ツイていない時期)ほどではありませんが、要注意の時期です。文氏の前任者の朴槿恵(パククネ)前大統領(1952年2月2日生まれ、四緑木星)も2017年の、四緑木星にとって改革運に当たる時期に罷免されています。

文氏は昨年の改革運の時期をどうにか乗り切りました。そして今年前半は昨年に比べるとやや落ち着きが出てきそうです。しかし、それも長続きせず、年の後半になると不安定な時期に入ってくると見ています。

また来年には停滞運と、九星気学でいう9年周期では最も衰運の時期に入ってきます。ですので、文氏としては、今年前半の比較的安定している時期に、何らかの業績を(特に経済の分野で)残して、支持率を引き上げておきたいところです。

残念ながら、これまでの文氏の政策を見ていると、経済問題には相当に暗いという印象を受けます。韓国の政権支持率を引き上げる特効薬である反日姿勢は、今後、より過激になってくる可能性があります。

しかし支持率の回復がうまくいかない場合には、今年後半から来年いっぱいにかけて、試練の時期を迎えます。朴前大統領を追い落とし、文氏を大統領に就けた「ろうそくデモ」が、文氏自身に襲い掛かる可能性もありそうです。

場合によっては、大統領の任期5年を全うすることが難しくなり、朴前大統領と同じ運命をたどる可能性も否定できません。

三碧木星の人とは:1916年、1925年、1934年、1943年、1952年、1961年、1970年、1979年、1988年、1997年、2006年、2015年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

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