安倍首相、2月は不安定な運気

ここにきて森友学園の問題で、文書を書き換えたのではないかとの疑惑が濃くなっています。野党はこれを梃子にして安倍内閣を退陣に追い込みたいところでしょう。 

九星気学的にみて、先に結論を言えば、安倍退陣は無いが、麻生財務相の引責辞任はあり得るとみています。

安倍首相は1954921日生まれですので九星気学では一白水星という星です。今年の一白水星は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)に入り、昨年の「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)から運気が改善、一昨年までの強運が戻ります。

ただし月ベースの運勢をみると、2月(3月5日あたりまで)は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)にあり、9カ月のサイクルの中では最も衰運の時期となっていました。つまり、今回のような問題が浮上しやすい時期だったということが言えます。

ただ安倍首相の一白水星は3月は「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時)に入り運気が安定に向かいます。そして4月は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時)に入り、運気が改善します。さらに5月は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時)とさらに改善します。

こうして安倍首相の運気を見てみると、首相が退陣に追い込まれるような事態にはなりにくいとみています。

尚、今年のハイライトと言うべき米朝首脳会談は4-5月頃の開催になりそうですが、その時点の安倍首相の運気は、上でも指摘したように非常に強くなっています。退陣どころか、この問題で首相が重要な役割を果たす可能性もありそうです。

麻生財務相、一時戦略的撤退も?

一方、財務省を監督する立場の麻生財務相ですが、1940920日生まれですので六白金星という星になります。昨年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)と、人生9年サイクルで最も衰運の年でした。今年は「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時)に入り、運気が安定に向かいつつありますが、まだ盤石とはいきません。

また月ベースの運気をみると、3月(4月4日あたりまで)は「嬉楽運」(人脈を強化し、足元を固める時)で、運勢的には悪くありません。本人も現在はいたって意気軒高のようです。

しかし「改革運」(無駄と無理に注意する時)に入る4月から「停滞運」となる6月までの3カ月は運気が不安定になります。特に6月は要注意です。

こうしてみると、この書き換え問題が早期に決着すれば麻生財務相の辞任はないと見ますが、長引いた場合、与党の自民党・公明党の声如何によっては監督責任を取る形での辞任もあり得るとみています。

麻生氏ほどの政治家であれが、まわりにアドバイザーも多くいるはずで、自分の運気も把握されているでしょう。であれば、大臣の座に連綿とすることなく、自分の政治家としてのキャリアが中長期的に傷つかない形で一時撤退という決断をすることもあり得るでしょう。

というのも麻生氏の六白金星は晩成型の星で、年齢を重ねてもそれほど衰えません。年齢的には80歳近くになりますが、心身ともにいたって壮健のようです。

また六白金星にとって来年は「躍動運」、再来年は「福徳運」と徐々に運気が強まってきます。自身もそれを分かっていることでしょう。仮にここで財務相の職を辞しても、将来の要職での復活を狙ってくるでしょうし、その可能性は有るとみています。

六白金星の人とは:1922年、1931年、1940年、1949年、1958年、1967年、1976年、1985年、1994年、2003年、2012年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

一白水星の人とは:1918年、1927年、1936年、1945年、1954年、1963年、1972年、1981年、1990年、1999年、2008年、2017年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について