日本マクドナルド復活、社長の運気改善が影響?

モスバーガーの「モスフードサービス(8153)」では、創業家出身の桜田厚会長兼社長が会長専任となり、中村栄輔氏が社長に就任して2年近くになります。就任当初は株価も上昇、営業利益も前年比22%増えて47億円程度に改善しましたが、一昨年後半以後株価が低迷し、利益も18年3月期は16%減の39億円程度に落ち込む(東洋経済予想)見通しです(C1参照)。


18年ぶりの社長交代ということで話題にもなり、若い中村社長への期待もありましたが、株価・業績は低迷したままです。モスフードの強みである健康志向を、他の多くの外食チェーンが取り入れたことで、その強みが希薄化したことが要因として挙げられています。

しかしモスフードの株価、業績は今後徐々に底入れ、反転が期待できると見ています。というのは、中村社長の運気が今年あたりから安定、そして改善に向かってくるためです。

従業員数千人という規模の企業、社長が突出した存在である企業では、社長の運勢がその企業の業績にも影響することがあるようようです。以前紹介した日本マクドナルドホールディングス(2702)も同様です。サラ・カサノバ社長の運気改善とともに、2016年以後、株価、業績ともに大きく改善しました。

カサノバ社長は1965年4月6日生まれですので、八白土星という星になります。カサノバ氏は2013年に社長就任しましたが、その時の運気が「改革運」(無駄と無理に注意する時)と、あまり良くなく、なかなか業績改善に結びつきませんでした。2014年には赤字転落、さらに「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)だった2015年12月期には赤字が200億円を超えるなど惨憺たる結果となりました。

しかし2016年あたりから社長の運気が改善、「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時)に入り、3年ぶりの営業黒字を記録しました(C2参照)。昨年は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時)に入り、社長の運勢はさらに改善しており、それを反映してか、株価も急上昇、18年12月期の営業益も190億円程度に拡大しそうです。

 

中村社長、今年は「停滞運」から脱出

では日本マクドナルドに大きく引き離された格好のモスフードはどうなのか。中村社長は1958年6月13日生まれですので九星気学では六白金星という星になります。この星はカネに縁があり、経営者にも向いているようです。ユニクロ(9983)のファーストリテイリング創業者の柳井正氏、京セラ創業者の稲盛和夫氏も同じ星です。また麻生太郎財務相、ジャニーズ事務所総帥のジャニー喜多川氏も同様です。

この六白金星ですが、中村氏が社長に就任した2016年は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時)の年でした。就任当初好調だった株価も、社長の運気同様に年後半は下げました。また昨年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)と、気学で言う人生の9年周期のうちで最も衰運の年に入り、株価、業績ともに低迷しました。

しかしこの停滞期もそろそろ終わり、中村社長の六白金星は、今年(節分以後)は「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時)に入り、運気が安定に向かいます。そして来年は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時)に入り、さらに強運となります。社長の運気改善にけん引されて、今年あたりから、業績底入れ・好転を期待したいところです。

九星気学でみた運勢の強弱のイメージは以下の通りです。

六白金星の人とは:1922年、1931年、1940年、1949年、1958年、1967年、1976年、1985年、1994年、2003年、2012年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

九星気学について