選挙は圧勝だったが—

来年、3年後に試練

韓国大統領選挙ですが、左派の文在寅(ムン・ジェイン)氏の当選が確実になりました。選挙戦後半は楽勝ムードで、本日の韓国株価は文氏の当選を祝うかのように大幅上昇しました。しかし、大統領としての5年の任期の前半は苦労が多そうです。

以前もこのブログで紹介しましたが、文氏は1953年1月24日生まれですので、九星気学では三碧木星という星になります。人生の早い段階で芽がでやすい星で、これまでこのブログで取り上げた有名人では、プーチン・ロシア大統領、オバマ前米国大統領、ジョコ・インドネシア大統領などがいます。

三碧木星は今年は「嬉楽運」(人脈を強化し、足元を固める時)にあり、比較的運勢の強い年になりますが、来年は「改革運」(無駄と無理に注意するとき)に入り、運勢に陰りがでてきます。パククネ前大統領は四緑木星という星でしたが、今年は四緑木星にとって「改革運」の年でした。その結果、3月10日に大統領を失職し、31日には逮捕されたのは記憶に新しいところです。同じことが文氏に起こるとは言いませんが、油断のならない年回りではあります。

客観的に見ても、文氏を取り巻く状況はかなり厳しいものがあります。Thaad(高高度防衛ミサイル)の配備・運用についての対米・対中関係、慰安婦問題合意についての対日関係に加え、最重要なのは対北朝鮮政策です。融和政策をとるとのことですが、本当に北朝鮮の核・ミサイル開発を断念させることができるのか、過去の左派政権と同様に、核・ミサイル開発の時間的猶予を与えるだけに終わる恐れは無いのか等々、課題が山積しています。

再来年は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時)と小康状態に入りますが、その翌年が問題です。「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)と、9年に一度のどん底の時期となるので、ここが正念場です。この年を乗り切れば、5年の任期を全うすることができるでしょう。


文氏のラブコールをどう見る?

良くない金正恩氏との相性

文氏がラブコールを送る北朝鮮の金正恩氏ですが、1984年1月8日生まれですので、八白土星という星になります。42歳あたりから実力を発揮してくる遅咲きの星です。残念ながら、この星は文氏の三碧木星とは相性が良くありません(九星の相性については「気学について」をご覧ください)。両者が実際に会えば、意外に興ざめする可能性もあります。

文氏が相性の良い主要国の首脳は、日本の安倍首相(一白水星)、トランプ米大統領(九紫火星)、ロシアのプーチン大統領(三碧木星)、ドイツのメルケル首相(一白水星)が挙げられます。一方、中国の習近平国家主席(二黒土星)、メイ英国首相(八白土星)、マクロン仏大統領(五黄土星)とは相性が良くありません。