「ご挨拶:占いの意義とは」
皆さんは占いと聞くとどういうイメージをお持ちになるでしょうか。女性には占いを楽しむ方も多いようですが、一般的に男性には、怪しい物、信用ならない物などとネガティブな印象が多いようです。
私自身は占い、特に九星気学は「統計学の一種」と考えています。私は30年以上にわたり経済・金融市場の記者として過ごしてきました。1985年のプラザ合意以後、リーマンショック、東日本大震災と様々な事件を経験しつつ、経済の動きをウオッチしてきました。そこで私なりに分かったのは、景気にはサイクルが存在するということです。
同様に、人生にも景気サイクルのような周期があることも知りました。それを統計学的にまとめたのが九星気学だと思っています。「統計学は最強の学問である」という本が一時、人気を博しました。私も経済記者として、多くの経済統計に触れてきましたが、そういう意味では「九星気学は最強の占術である」と言えるかもしれません。
占術をバカにする方はいまだに多く見られます。その傾向は特に男性に多く「占いに頼るなど女々しい(女性の方、気を悪くなさらないでくださいね)」「おのれの道はおのれの努力、実力で開く!」という、占いを完全に無視した独立独歩がカッコいいという思い込みがあるようです。
しかし男性でも占いを重視する方は存在します。どういう人かと言うと、政治家や社長(特に創業社長)に多いようです。そうした方は、彼らの決断次第で、国民や従業員など、多くの人の人生に影響を与えます。そういう責任ある立場の方々は、災難を避けるためには、あらゆる手段を講じます。「占いは女々しい」などとカッコをつけている余裕はありません。
実際に、1980年に亡くなった大平正芳首相には、神道系の先生がアドバイスを与えていました。また現在、最も投資家の注目を集めている日本電産の永守重信社長は、危機にあった会社を、ある神社の宮司のアドバイスで立て直し、今でも信心を欠かしません。
また安倍首相、麻生財務相のような国の政治にかかわる家系の方には、必ずこうしたアドバイザーがいるはずです。2017年は安倍首相にとって比較的衰運の年で、夏の都議会議員選挙は大敗しました。しかし10月の衆議院選挙では勝利しました。実は選挙の時期を10月を選んだのは絶妙の決断だったのです。優秀なアドバイザース無くしてはできない決断でったのです。
こうして見ると、占いを侮っている人は、自ら「自分は責任ある立場の人間ではない」「大した人間ではない」と自白しているようなものです。しかし、そうした方を私はバカにすることはできません。なぜなら、私自身がかつてそういう人間だったからです。
「頼りはおのれだけ」などと自信を持っていた私にも転機が来ました。32歳の時です。大きな不運が私を襲いました。思いがけない不運を前に、なぜ自分だけがそうした不運に遭遇するのか、その不運からどうすれば脱することができるのか、その不運はいつまで続くのか―と真剣に思い悩みました。その2年後に、九星気学に詳しい方との出会いがあり、話を聞いているうちに私の疑問や恐れは徐々に氷解していきました。
その後は、9年に一度の停滞運の時には、ことのほか用心するようになりました。また自分のまわりの人の動向もできる限り観察してきました。そうして30年近くが経ちました。
今、私自身が確信しているは「人生にはサイクルがある」ということです。そしてそのサイクルを知り、理解することによりツキ、安心、幸福をつかむことができるということです。
私の経験を踏まえて、九星気学、そして姓名判断を通じて、ツキ、安心、幸福を皆様がつかむお手伝いができれば幸いです。