クリックして応援をお願いします。

時事通信の調査によると、岸田内閣の支持率が10月は27.4%と、30%割れとなったということです。参議院選挙後の49.9%からも大きく下落しています。

支持率については30%を切ると「危険水域」として認識されているようですが、Research76では12月初頭あたりまで支持率が低迷する可能性があり、内閣にとって危険な状態が続くとみています。

その支持率低迷の理由として、物価高、統一教会問題、補正予算編成のもたつきなどが挙げられているようです。

R76では昨年10月のブログでも予想したように、岸田内閣は「短命に終わる」と見ていました。

ところが、ここ1年にわたり、ほとんど実績も無いのに比較的高い支持率を維持し、しかも夏の参議院選挙も大過なくやり過ごしてきました。非常な健闘と言えます。

しかし、ここにきて内閣の実績がやっと「正当に」評価されてきたと感じています。

岸田氏は1957年7月29日生まれですので、九星気学で七赤金星という星になります。

この星は40歳代から頭角を現す晩成型の星で、おカネに縁があるのが特徴です。投資家のウォーレン・バフェット氏、ジョージ・ソロス氏、ソフトバンクの孫正義氏など億万長者が多い星でもあります。

しかし、あまり政治家には向かないようで、戦後の歴代総理の在任期間のベスト10をみると、一白水星、五黄土星、九紫火星の3つの星にほぼ独占されており、七赤金星はいません。

今年の七赤金星は「嬉楽運」(人脈を強化し、足元を固める時期)に当たっており、九星気学の9年サイクルでは比較的順調な年と言えます。

しかしながら9月から11月までは運気が弱まるサイクルに入っています。支持率の急速な低下もこのサイクルと無縁とは言えないでしょう。

参議院選挙後は、岸田内閣にとって国政選挙がしばらく無いことから「黄金の3年間」などと言われましたが、浮かれている状況ではなくなりつつあります。

特に11月は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)に当たっています。9ケ月サイクルのうちでは最も衰運の時期ですので、下手をすれば、与党内からも政権への不満が噴出するなど、不安定感が強まる可能性があります。

ただ11月いっぱい(気学では11月7日から12月6日)まで何とか持ちこたえれば、12月からは徐々に安定感が強まってきます。

しかし、それまでの期間をやりすごせば「黄金の3年間」を満喫できるのかと言えば、そう甘くはありません。

来年(2023年の立春(2月4日)から翌年の節分まで)は岸田氏の七赤金星は改革運(無駄と無理に注意すべき時期)に入りますが、今年よりも全体的に不安定になりがちです。

来年でも特に注意すべきは6月から8月までの3カ月間です。運勢が弱まるサイクルに当たっており、特に8月は停滞運となり、運気が1年で最も弱い時期となります。

現在、日本の景気はインフレ圧力があるものの、全体的に現在は良好な状態です。しかし、来年となれば、米国や中国経済の減速の影響で不況色が強まってくる可能性もあります。

とりあえず岸田氏にとって目先の問題は、今から12月初旬までの時期をどう切りぬけていくかです。

統一教会問題、物価高、補正予算編成、安全保障問題などにどう対処していくのか、また岸田氏の政治運営に対して与党内からどういう評価が出てくるのかなどに注目です。

高市早苗経済安定保障担当相が、テレビ番組で岸田氏への不満を突如としてぶちまけるなど、総理のリーダーシップに疑問の声も強まっています。今後の推移を見守りたいと思います。

七赤金星の人とは:1921年、1930年、1939年、1948年、1957年、1966年、1975年、1984年、1993年、2002年、2011年の各年の立春以後、翌年の節分までに生まれた人。
九星気学について


クリックして応援をお願いします。