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以前から噂のあった中国の恒大集団の資金繰り懸念が世界の市場で急浮上してきました。

昨日のニューヨーク市場では株価が614ドル(1.8%)下落、今日の東京株式市場でも660円(2.2%)下落して日経平均は3万円割れとなりました。「いよいよ来たな」という印象です。

同集団の債務のスケールの大きさからしても、2008年秋のリーマンショックの再来になるとの予想も聞かれます。

先日のブログでは、習近平主席の運勢の衰えが、中国にとって深刻な問題につながるのではないかと予想しました。「経済問題に暗い主席の独善的な政策によって、巨大国営企業の業績が悪化し、企業の債務問題が深刻化する」とも指摘しましたが、いよいよそれが現実のものとなってきました。

この問題は恒大一企業にとどまらず、中国国内の企業や銀行、さらに他国への連鎖も懸念されます。

事実、こうした中国企業や経済への懸念を受けて、韓国通貨のウォンが大きく売られています。韓国は中国への輸出依存度が非常に高いので、中国が風邪を引くと、韓国は肺炎を起こすということになりがちです。

これまでも韓国通貨については、米国の金融緩和が縮小されれば、1997年のアジア危機以来の投げ売りがあるのではないか-との見方がありましたが、米国の緩和縮小を待たずして、その懸念が表面化してきた格好です。

ちなみに1997年のアジア通貨危機時に韓国は、経済を立て直すべくIMFの管理下に入っています。

ところで、日本で今、最も注目を集めているのが自民党の総裁選挙です。総裁選挙に出馬している高市早苗議員は台湾の蔡英文総統と昨日オンライン会談を行いました。

一方、やはり総裁選に出馬している河野太郎議員については、彼の親族が経営する企業の中国利権の話がネット上で急速に浮上してきました。

高市氏は対中国強硬派であり、河野氏は親中派であることを考えれば、こうしたニュースも今後、習主席や中国にとって不利な材料につながる可能性があります。

このブログではこれまでも、習主席の今年の運気の衰えが中国全体に悪影響をもたらすのではないか-と懸念してきました。

九星気学でみると、二黒土星の習主席にとって今年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)に当たっています。9年サイクルで最も衰運の年です。

その最衰運の年の中でも9月は「評価運」(努力の花が咲くが、後半が不安定な時期)となっています。まさに9月も後半に入って、とんでもないニュースが出てきたというわけです。

気になるのは、習主席や中国にとっての悪材料は「これで打ち止め」「底打ち」と言い切れないことです。

習主席の運気が最も弱まるのは、月ベースでも停滞運に入る10月です。

ですので、今後1カ月あまり、さらに悪材料が出てくる可能性も否定できません。今後の推移を注意深く見守りたいと思います。

二黒土星の人とは:1917年、1926年、1935年、1944年、1953年、1962年、1971年、1980年、1989年、1998年、2007年、2016年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

※九星気学について


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