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最近の多くの世論調査で、菅義偉内閣の支持率が急落しています。調査によっては不支持率が支持率を上回っているものもあります。コロナ禍への対応ぶりが特に批判の的になっているようです。

ただ、このまま支持率がどんどん落ちて、政権が倒れることはなさそうです。おそらく6月上旬あたりから数か月は支持率が再び持ち直してきそうです。

というのは、5月の支持率下落は九星気学でみれば元々予想されていたことだったからです。2月に菅総理の運勢について書きましたが、そこでも最悪の場合、今月あたりに党内から「菅降ろし」が始まる可能性も予想していました。

というのは菅総理の月々の運勢を見てみると、この5月は気学の9カ月サイクルでみても最も衰運の月だからです。ですので、悪いニュースが出やすくなるのは致し方ないところです。

菅氏は1948年12月6日生まれですので、七赤金星という星になります。この星はカネに縁があり、ソフトバンクの孫正義氏、世界的投資家のウォーレン・バフェット氏など大富豪が多い星です。

ただ政治家にはあまりむいていないようで、この星で総理になった人も、長期政権になった人もあまり見当たりません。

この七赤金星、今年は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時期)で非常に強運なのですが、選挙など政治面での運勢を見る上では、年の運より月の運の方がより重要なようです。

この星の人にとって5月(6月4日あたりまで)は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)で、最もツキの無い月になっています。

菅総理とともに自民党幹事長の二階俊博氏(1939年2月17日生まれ)も菅氏の9歳上で同様に七赤金星です。こちらも自民党が河井案里氏に1.5億円を提供した問題で、疑惑の対象になっておりツキがありません。

自民党のナンバー1とナンバー2が共に同じ星で、5月は最衰運ということですから、内閣支持率が振るわないのもやむなしという感じです。与党が圧倒的な議席を持ちながら、入管法改正案の成立を断念したのも、こうした党の運気の無さを考慮してのことかもしれません。

このように、党の上の人が同じ星だと、良い時は非常に良いのですが、悪い時は相乗効果をもって大きく出ますので、組み合わせとしてはあまり良くないとも言えます。

ナンバー1が七赤金星なら、ナンバー2は、それから少し離れたサイクルの星(例えば二黒土星など)が良いかもしれません。その場合、ナンバー1が衰運の時期に、ナンバー2は強運となったりして、相互に補い合う関係となります。ちなみに自民党内での二黒土星には河野太郎氏がいます。

というわけで菅氏、二階氏の停滞運も5月一杯までです。5月中に血迷って総辞職などしてしまわない限り、6月上旬あたりから運気が安定してきます。そして7月は「躍動運」、8月は「福徳運」と徐々に運気が強くなってきます。総選挙に打って出るなら、そのあたりの時期がお薦めです。

やや旧聞となりますが、5月上旬に、野党が内閣不信任案を出すか出さないかで、もめている時期がありました。

立憲民主党の枝野幸男代表は「提出したら衆議院を解散すると(自民党幹部が)言っているので提出できない」として、提出を見送りました。まだ党として選挙の準備ができていなかったということだったのでしょう。

しかし気学的に言うと、枝野氏はせっかくのチャンスを見逃したと言えそうです。

上で指摘したように、5月は自民党の菅氏、二階氏というナンバー1と2が共に最衰運の時期でした。一方、立憲民主党を率いる枝野氏(1964年5月31日生まれ、九紫火星)にとって5月は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時期)と、強い運気の月だったのです。

ですので、5月総選挙ということになれば、立憲民主党はそこそこ健闘して、枝野氏も面目を保つことができたと感じます。もっとも現在の立民党の支持率は自民党に比べてずっと低いので、2009年秋のような与野党逆転はさすがにないとは思いますが。

枝野氏に自分の運勢周期を心得ていたなら、党として準備が不十分でも5月に選挙をすべく不信任案を提出したかもしれません。そういう意味では、自民党は枝野氏の無知に救われたと言えそうです。

菅氏にとって7、8月が選挙の時期として有利と指摘しましたが、8月がベターです。オリンピックなど7,8月に選挙ができない場合は「強勢運」に入る10月が良いでしょう。

現在、衆議院の任期は10月21日までだそうです。詳細は分からないのですが、10月中に選挙が行えるのであれば、それが良いと見ます。

9月は七赤金星にとって「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時期)となり、やや運気が後退します。伝家の宝刀をいつ抜くのか―菅氏のの決断に注目したいと思います。

七赤金星の人とは:1921年、1930年、1939年、1948年、1957年、1966年、1975年、1984年、1993年、2002年、2011年の各年の立春以後、翌年の立春の前日までに生まれた人。

九星気学について


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