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このブログでは、人の運勢を扱うことが多いのですが、時として幽霊や妖怪の話、所謂「トンデモ話」も取り上げてきました。唐突感を覚えられる方も多かったかもしれませんが、今回もその類の話です。

パラレルワールドというものが存在するという説があります。現在、私たちが住んでいる世界のほかに、それと並行して別の世界が複数あるというのです。その並行世界では、自分自身もやや違った形で存在しており、色々なことが少しずつこの世とは違っているというのです。

先日、ユーチューブの番組を見ていたら、ある女性がパラレルワールド体験について語っていました。

それによると、彼女の記憶では、ドラえもんの声を担当していた女優さんは既に亡くなっており、ブラジルの首都はサンパウロだったとのことです。実際には、その女優さんはご健在ですし、ブラジルの首都はブラジリアです。

そうした経験から彼女は、自分がパレレルワールド間で移動していたのではないか―と語っていました。

実は私も最近、同じような経験をしました。昨年12月に宇野宗佑元総理の話を書いていた時です。

宇野氏はブログにもあるように、リクルート事件で総理の座を追われた竹下登氏の強いバックアップで総理になりました。

総理大臣就任の前に、宇野氏は自民党総裁に選ばれる必要がありました。宇野氏は1989年6月に総裁選挙を戦ったのですが、私の記憶では、その時の相手候補が山下元利という方でした。

山下氏とは誰なのか? 田中角栄元総理が元気だった頃に、彼の派閥にいた自民党の有力議員です。既に亡くなっていますが、大蔵官僚から政治家となり、全盛期には田中派内にあって、竹下登元総理のライバルと言われた方でした。

竹下氏が田中派内で経世会を作り、田中派を割って出た後も、派内に残り、角栄氏への忠義を貫きました。

私の記憶によれば、その山下氏は1989年6月の総裁選挙に出馬して、宇野氏に敗れているのです。

ところが、宇野氏のブログを書くときに、この年の総裁選挙を再チェックしてみると、1989年6月の総裁選挙で出馬したのは宇野氏だけということになっています。さらに山下氏の経歴を調べてみると、総裁選挙に出馬しようとしたものの、田中派内の先輩に反対されて出馬を断念した―となっています。

記憶力には比較的自信があったので、これには驚き、また少し落ち込みもしました。自分の記憶力も年齢ともに怪しくなっているのかなと―。

しかし単なる記憶違いと言われても、どうも合点がいかない。というのは、選挙に大差で敗れて茫然とする山下氏の姿をテレビで見た記憶が鮮明にあったからです。

そのテレビの画像を見ていて当時の私は「かつて竹下氏と田中角栄氏の後継者の座を争った人が随分とおちたものだ」と政治闘争の厳しさ、世の転変の速さを強く感じたと記憶しています。

しかし、このパラレルワールドの話を聞き、自分も無意識のうちにパラレルワールドを垣間見たのではないかと感じた次第です。特に最近は、以前に比べてパラレルワールドとの垣根が低くなっているという説もあります。

私のこうした経験は、単に勘違い、記憶違いなのかもしれませんが、南アフリカのマンデラ元大統領にちなんで「マンデラ効果」と呼ばれているもので、その界隈では有名な話だそうです。関心ある方はチェックしてみてください。同じような体験をされている方がいるかもしれません。

私くらいの年になりますと、かつての母校の同窓会、クラス会が多くなってきます。もしかしたら、全く記憶にない人が実はクラスメートだったとか、仲良くしていたと思っていた友人が実は存在しなかったとか―そういうことを経験することがあるかもしれません。不安とともにちょっと楽しみでもあります。

同じような経験された方おられましたら、コメント欄に書いて頂けたら幸いです。

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