先日の日経新聞で、著名な投資家ジム・ロジャーズ氏のインタビューが出ていました。それによるとロジャーズ氏は、既にすべての日本資産を売り払ったということでした。

これを見て、株式を含めた日本資産への投資には慎重でなければならない-と感じた方も多少はおられたと思います。何しろ有名な投資家の発言ですので。

しかし私自身は、今年のロジャーズ氏の予想は当たらないばかりか、彼自身、投資で大損を出す可能性があると見ています。

ロジャーズ氏は1942年10月19日生まれですので、九星気学では四緑木星という星になります。この星は20歳代の早い時期から頭角を現す星で、人間的には鷹揚で人当たりが良く、人格者に見える方が多いという印象があります。橋下徹元大阪府知事、野田聖子前総務大臣などがいます。

この四緑木星ですが、今年は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時期)に当たっています。九星気学の9年周期でどん底の年にあたります。

どん底の年ですので、健康、仕事、人間関係などあらゆる点でトラブルが生じやすいので、注意が必要です。特に5月は要注意です。

こうした点を考えますと、こと今年に限って言えば、ロジャーズ氏の予想は当たりにくいということが言えます。また彼自身、投資活動で大きな損失を出す可能性もあるので、要注意です。

ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスという有名投資家も、この「停滞運」の時期には損失を出しています。

もっとも「自分の投資については、ロジャーズ氏のような有名投資家の意見を是非とも参考にしたい」という方もおられるでしょう。

その場合には、少なくとも今年に限って言えば、ロジャーズ氏でなく、バフェット氏やソロス氏の予想を参考にすることをお薦めしたいと思います。

バフェット氏、ソロス氏はともに七赤金星という星です。この星は40歳代以後に頭角を現すという遅咲きの星です。またカネに縁があり、ソフトバンクの孫正義氏、フェイスブックのザッカーバーグ氏、ゾゾタウンの前澤友作氏など富豪が多い星でもあります。

この七赤金星は今年は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時期)に盛運の時期に入っています。

ところでロジャーズ氏の四緑木星ですが、来年(来年の節分以後)は「整備運」(基本を守り、信用第一に動くべき時期)に入り、運気が徐々に安定してきます。ただ、まだ不安定な要素は残ります。

そして、その後の2年間は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時期)、「福徳運」となり、運気は明確に上昇してきます。ここ1-2年は我慢の時ですが、衰運の時期もいずれは去っていきます。

四緑木星の人とは:1924年、1933年、1942年、1951年、1960年、1969年、1978年、1987年、1996年、2005年、2014年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

七赤金星の人とは:1921年、1930年、1939年、1948年、1957年、1966年、1975年、1984年、1993年、2002年、2011年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

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