強運の年のはずだったがー

東京地検特捜部が、日産自動車のカリスマ経営者であるカルロス・ゴーン会長を金融商品取引法違反の容疑で逮捕-というショッキングなニュースが入ってきました。

ゴーン氏は1954年3月9日生まれですので、九星気学では一白水星という星になります。この星は政治界に向いていて、安倍首相、田中角栄元首相、小泉進次郎代議士も同じ星です。

この星は今年は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)という強運の時期にあります。神宮館暦でも「天からの恩恵や目上の人からの支援を受ける運気上昇の年回り」と指摘しています。

それだけに、今回のゴーン氏逮捕の突然のニュースは意外であり、驚きでもありました。

そこで月ベースの運気を見てみると、11月の一白水星は「停滞運」(不測の事態が置く、ツイていない時)に入っていました。9カ月サイクルでみると、最も衰運の時期です。過去にバレなかったからといって、不正行為を累積的に続けてきたような場合には、こうした衰運の時期に一気に過去の悪事が露呈するということがあるようです。

ゴーン氏と言えば、1999年に経営危機にあった日産のCOOに就任し、数年で日産を立て直した日産の「中興の祖」というべき人物であり「カリスマ」経営者でもあります。

一時は10億円を超えるという、他の日本の企業経営者とはケタ違いの報酬を手にしていたこともありました。最近も日産、ルノー、三菱自動車のトップに君臨し、得意の絶頂にあったと言ってもよいでしょう。

ここで思い出されるのが得意の絶頂期にあって、運勢が暗転した織田信長です。「高ころびに、あおのけに転ばれ候ずると見え申候」という安国寺恵瓊の予言通りになりました。

ゴーン氏も「高ころび」に転げたわけですが「位人臣を極め」て、どこか心にスキができていたのかもしれません。

一白水星の人とは:1918年、1927年、1936年、1945年、1954年、1963年、1972年、1981年、1990年、1999年、2008年、2017年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

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