金委員長、今年は最強

今日から始まる一週間で、何といっても最も注目されそうなのが、シンガポールで12日に開催予定の米朝首脳会談です。既に金正恩委員長は現地入りしたようです。」

色々な報道を見ていると、トランプ大統領は早期決着を目指し、金正恩委員長は早期の結論を避けているようにみえます。

しかし九星気学的に言えば、こうした報道とは全く逆に、トランプ氏は結論を来年に持ち越した方が有利、一方の金氏は今年中の早期決着が有利と感じます。

このサイトでも最も頻繁に登場しているトランプ大統領ですが、1946年6月14日生まれですので、気学的にみると九紫火星という星になります。

この星は独善的な傾向があるものの、リーダーシップに恵まれ、闘争にも強く政治家にも向いています。先日、このブログでも取り上げたコンテ・イタリア新首相も同じ星です。

一方の金正恩委員長ですが(諸説ありますが)1984年1月8日生まれですので、八白土星という星になります。九紫火星と違って地味に見えますが、晩成型の星で、42歳あたりから徐々に頭角を現してきます。同じ星に英国のメイ首相、トヨタの豊田章男社長などがいます。

今年の両者の運勢を見ると、トランプ氏は「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)にあり、運勢としては停滞気味と言えます。2017年までの3年間の上昇機運は見られません。神宮館暦でも「周囲に振り回されて目的に到達しづらい年」としています。

確かにトランプ氏の周りではスキャンダルじみた話がよく出てきています。しかし、それでも安定的に政権を維持しているのは、やはり九紫火星という政治家向きの星のなせる業なのでしょうか。

金委員長の八白土星は、今年は「福徳運」(誠意と熱心さで万事が好調の時)に入っています。一昨年、昨年と徐々に運気が上がってきており、今年は人生9年周期の中でも最も強運な時機です。暦によれば「今まで積み上げてきた経験が実を結び、商売や事業の業績に成果がでる」とあります。

こうしてみると、今年に限って言えば、金委員長の運気は非常に強く、トランプ大統領はやや弱めと言っていいでしょう。

両者の立場、来年は逆転も

しかし運気というものは一つの所に固定しているわけではありません。日々、月々、そして年々、少しずつ変化していきます。永久の幸運、不運というものはあり得ません。

では両者の来年の運気はどうなのか見てみると、トランプ氏は「強勢運」(勇気と信念でチャンスに恵まれる時)となり、昨年までの強運が戻ってきます。一方、金氏の方は「調整運」に入り、今年までの勢いは失われるでしょう。

今年やや不振のトランプ氏は、来年に入ると昨年までの勢いを取り戻し、足元絶好調の金氏は来年は失速気味ということになります。

こうしてみると、問題決着の時期については、トランプ氏は敢えて急ぐ必要はなく、むしろ来年に入ってからの方が有利ということになります。対する金委員長については、強運の今年中の決着が望ましいと言えるでしょう。

トランプ氏、6月は今年で最強運

このブログでも、選挙とか、野球のクライマックスシリーズとかの「短期決戦」の場合には、年の運勢よりも、月の運勢がより大きく作用することがある―と指摘してきました。

12日の会談ですが、一度の会談で物事が決着するのか、それとも初回は腹の探りあいに終わるのか、はっきりしませんが、一応、6月の運気について見てみると、金委委員長は「躍動運」(積極的に努力して希望が叶う時)にあり、強運と言えます。

しかしトランプ大統領の運気は「福徳運」で、金委員長をやや上回っているとみています。トランプ氏の側近に九星気学を知る人物がいるとも思えないのですが、自然体で強運の月を会談時期に選んでしまうあたりをみると、やはり生まれながらにして、かなりの強運を背負った人ということかもしれません。

最後になりますが、両者の相性ですが、九星気学的に見ると、トランプ氏の九紫火星と金委員長の八白土星は良い相性と言えます。両者の立場の違いは大きいでしょうが、実際に会ってみると、意外にも意気投合し、個人的な信頼関係ができるかもしれません。

九紫火星の人とは:1919年、1928年、1937年、1946年、1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年、2009年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

八白土星の人とは:1920年、1929年、1938年、1947年、1956年、1965年、1974年、1983年、1992年、2001年、2010年の各年の節分以後、翌年の節分の前日までに生まれた人。

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