相性の良さでは現行のトップ3を上回る

日銀の黒田東彦総裁の続投が確定的になりました。副総裁の2人は交代して、日銀理事の雨宮正佳氏、大学教授の若田部昌澄氏が新たに起用されるようです。

この新トップ3の相性ですが、九星気学的にはかなり良いと言えます。まず黒田総裁ですが、1944年10月25日生まれですので、気学では二黒土星という星です。晩成型の星で地味ながら、しっかり仕事をするという強さがあります。

雨宮氏は1955年9月30日生まれですので九紫火星という星になります。リーダーシップに恵まれた星ですが、一言自己主張しないではいられないという特徴もあります。典型的な例がトランプ米大統領です。

雨宮氏には、私も記者時代に何回か面会する機会がありましたが、べらんめえ調ながら、カリスマ性のある方との印象があります。政治家などに対しても遠慮なく意見したという武勇伝もあり、九紫火星の面目躍如というところでしょう。

ちなみに日銀は基本的には紳士ぞろいの集団ですが、雨宮氏に似たべらんめえ調の方も散見されます。これも雨宮氏の影響力の強さを示すものでしょう。ただ雨宮氏を真似ても、誰もが雨宮氏になれるわけではありませんが-。

若田部氏については1965年生まれということですが、誕生日は分かりませんでした。誕生日が節分の前であれば雨宮氏と同じ九紫火星ですが、その後であれば八白土星という星になります。

黒田氏が土星、雨宮氏が火星、そして若田部氏が火星もしくは土星ということで、九星気学的には非常の相性の良い3人といえます(下の「九星気学について」をご覧ください)。

では現在のトップ3はどうなのか。副総裁の中曾宏氏は1953年10月21日生まれですので、黒田氏と同じ二黒土星となります。もう一人の副総裁である岩田規久男氏は1942年10月3日生まれですので四緑木星という星です。20歳台から力を発揮する早熟型の星です。

土星が2人、木星が一人という構成ですが、相性としては、土星と木星は良くありません。というわけで、気学上の相性だけからみると、新トップ3は現行のトップ3を上回るということになります。

こうしてみると新トップ3の方が、より良い仕事ができるように見えますが、必ずしもそうは言えません。みずほホールディングの記事でも言及しましたが、気学では、良い仕事をするためには、3人のうち1人は相性が合わない者を入れた方がよいという説もあるのです。

相性が良い人ばかりを集めると、スムースに決定ができやすいでしょう。しかし間違った方向に動いた場合にも歯止めが効かなくなる可能性があります。というわけで、1人は相性の良くない者を入れて仕事上の緊張感を出した方が良いとの説もあるのです。

私自身は現行のトップ3は、景気を回復させ、デフレ脱却への道筋もつけるなど、非常に良い仕事をしたと評価しますが、相性の良い物同志が集まった新トップ3がそれ以上の働きがきるのか、注視したいと思います。

九星気学について