政権長期化の鍵を握る?

停滞運の5月を乗り切る

安倍内閣の支持率が急落しています。特に東京新聞のアンケートでは不支持率が77%と、支持率の5%を大きく上回ったとのことです。加計問題、テロ等準備罪の採決手法などが影響したと見られますが、東京都議会議員選挙への悪影響も懸念されます。野党はこれを足掛かりとして安倍内閣打倒を目指したいところでしょうが、九星気学から見ると、安倍首相は今回の危機を乗り越えたと言えそうです。

安倍首相は九星気学では一白水星という星になります。昨年、一昨年は非常に勢いがあったのですが、今年は「調整運」(物事を冷静に判断し、調整すべき時)に入り、その勢いに陰りがみられます。また以前のブログでも、今年の3-5月が正念場であり、特に月ベースで「停滞運」に入る5月に注意が必要と指摘しました。国会審議では手こずりましたが、テロ等準備罪を成立させました。

6月は「整備運」に入り、運気が徐々に安定に向かっています。それに続く7月、8月は「躍動運」「福徳運」と強運に転じてきます。支持率も今後持ち直してくるとみられます。

長期政権目指すなら、菅長官続投を

首相の来年の運勢ですが、節分あたりから「強勢運」に入り、また再来年は「嬉楽運」となって運気が再び強まってきます。来年は首相だけでなく、その側近の運勢も改善してきますので、内閣全体の運気はさらに強力になりそうです。

その側近ですが、重要人物として麻生太郎副総理・財務相と菅義偉官房長官が挙げられるでしょう。麻生氏については以前のブログでも指摘しましたが六白金星という星で、今年は9年に1度の「停滞運」の年に当たりますので要警戒です。特に7-9月が厳しい時期になりそうで、それをいかに乗り切るかが課題です。しかし来年に入ると「整備運」となり運気が安定してきます。

菅氏(1948126日生まれ)は七赤金星という星になります。昨年は「停滞運」でしたが、今年は「整備運」で安定してきています。来年は「躍動運」となり、さらに強運となります。

菅長官については、加計学園問題での同氏の対応に首相が不満を持っているとの報道もあり、次の内閣改造での更迭説も囁かれているようです。しかし、もし首相が長期政権を目指すならば、菅長官の続投が上策です。

今年について言えば、首相は昨年までの勢いがなく、麻生財務相の運気は「ドン底」にあります。ただ一人、昨年よりも運気が良いのは菅長官です。もし菅長官を外してしまえば、安倍内閣は12月から来年2月にかけて、相当にしんどい状態に陥る可能性があります。


一時的な撤退も

他の主要閣僚についても愚見を述べれば、岸田文雄外相も続投が良いでしょう。彼も菅長官と同じ七赤金星で、来年はさらに運気が改善します。一方、稲田朋美防衛相については、次回の内閣改造では交代が良いと見ています。

稲田大臣は1959220日生まれですので五黄土星という星になります。この星は今年後半あたりから運気が不安定となり、来年は「停滞運」に入ります。つまり来年については、長期政権を目指す安倍政権の足を引っ張る可能性があります。取りあえず一時退いて頂き、五黄土星の運気が安定する再来年に再登板という手もあります。

このように安倍内閣の中核3人の運勢は来年揃って改善が予想されますので、もし3人とも続投となれば、東京オリンピックまでの長期政権となる可能性も一段と強まってきそうです。

九星気学について