※みずほ銀行頭取になる藤原氏、今年は良いが—

グループ人事、木星に偏り

今回は以前配信したみずほフィナンシャルグループの話「新社長の運勢:みずほFG1)気の毒だった林頭取」の後編になります。林信秀みずほ銀行頭取は退任しますが、新執行部について触れておきたいと思います。

みずほFGは、藤原弘治常務が林氏に代わってみずほ銀行頭取に、みずほ信託銀行の社長に飯盛徹夫氏FG常務執行役員をそれぞれ4月1日付けで昇格させる人事を発表しました。新たな2人を含めた新執行部、向こう数年はご苦労されそうな印象です。

まず続投するみずほFGの佐藤康博社長ですが、1952年4月15日生まれですので三碧木星いう星になります。若くして芽を出し実力を発揮する星です。

銀行の新頭取に就任する藤原氏は1961年6月29日生まれですので、こちらも三碧木星になります。また信託銀行の新社長に就く飯盛氏は1960年9月12日生まれですので四緑木星という星になります。この星は亡くなった俳優の松方弘樹氏もそうでしたが、早くから芽が出し、大らかな方が多いという印象があります。

みずほ証券社長に昨年就任した坂井辰史氏は1959年8月27日生まれですので五黄土星という星です。この星は木星とは違って遅咲きで、長じて力を発揮する傾向があります。しかし木星との相性は必ずしも良くありません。

早咲きの木星、息切れが心配

もうお気づきと思いますが、五黄土星が一人いるものの、グループの主要人事が木星に偏っている点が気になります。気学では通常、組織はリスク分散の面からも色々な星が混ざっている方が良いとされます。同じ星ですと、相性は良くて、気も合うでしょうが、運命のサイクルも似てきます。上昇するときはそろって上昇で強力なのですが、運が下降するときも一緒ということで、歯止めが掛かりません。また、政策の決定も偏ったものになりがちです。

もう一つの問題は、木星という星(三碧木星、四緑木星)は若くから力を発揮するものの、中年以後は息切れ気味になるという点も見逃せません。一方、金星(六白金星、七赤金星)や土星(二黒土星、五黄土星、八白土星)は芽が出るのは遅いのですが、50-60歳台で勢いが出てくることが期待できます。

2019-20年をどう乗り越えるかが課題

では、向こう数年の4人の運勢を見てみましょう。

三碧木星(佐藤氏、藤原氏)

神宮館暦によれば、今年は嬉楽運(人脈を強化し、足元を固める時)で良いのですが、来年は改革運(無駄と無理に注意する時)に入り注意を要します。再来年は評価運(努力の花が咲くが、後半が不安定な時)で一時小康状態になりますが、その次の年は停滞運(不測の事態が多く、ツイていない時)に入ります。

四緑木星(飯盛氏)

今年は改革運で要注意、来年は評価運でやや落ち着きますが、再来年は停滞運に入ります。

五黄土星(坂井氏)

今年は評価運、また来年は停滞運に入ります。しかし再来年からは整備運(基本を守り、信用第一に動くべき時)となり、その後数年間の上昇トレンドに入ります。

こうしてみると、五黄土星の坂井氏が2019年あたりから、四緑木星の飯盛氏が2020年から、三碧木星の佐藤氏と藤原氏が2021年から上昇トレンドに入ると見られます。しかし、それまでの数年間は苦労しそうです。特に主力である木星の3人が、9年周期のどん底に入る2019-20年が要注意です。その時期をどう乗り越えていくかが課題となりそうです。

七赤金星、八白土星というような上昇トレンドにある星がいれば衰運も緩和されるのですが。こうして九星気学だけでみると、林信秀みずほ銀行頭取(七赤金星)には残ってもらった方がグループの為には良かったかな—とも感じます。

※九星気学については以下をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/sergiokodama/e/358669dee7bb06832762717202d4a92c

本日もお付き合い、有難うございます